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2012年01月23日

格付業者なんかいらん!

新年会の会場を探そうとパソコン叩いてみた。
場所や金額、料理の内容などで山のように情報が出てくるのだ。
しかも、それぞれの内容ごとに「ランキング」と称する順位まで出てくるのだから、便利(?)な時代である。
もっとも、ふと新聞に目をやると、飲食店から金銭を受け取って、好意的な口コミを投稿してランキングを上げることを商売にしている会社が39社もいるという記事があり、私の中では瞬時に「ランキング」と称するものの信頼性は失われたのだ。

昔から、日本人は格付けが大好きで、ちょっと前までは高額納税者を発表して「長者番付」とか「高額納税者番付」とかいって、大騒ぎしていたし、大相撲の番付表や酒豪番付、グルメ番付から個人情報たる長寿番付まであるのだ。
挙句の果てには、AKBの総選挙も番付なんだなと感心しながら、このブログもランキングを気にしながら書いていることに気付いた自分が情けない。

さて、ランキングが大好きなのは日本人だけではないらしい。
世界中の人間が、タイヤ屋ごときが生意気にも番付をしたレストランの星の数に右往左往しているのが良い例だ。
世界最大級のランキング会社は格付業者と呼ばれるS&Pやムーディーズだろう。
最近ではフランス国債の格付けを1ノッチ(1ランク)下ったことで、大騒ぎになったものだ。
こいつらは、昔は一見、公的機関のように格付機関と呼ばれていたが、最近では、民間企業であることを表すように政府や自治体も格付業者と呼んでいる。
それでも、政府はこの民間機関に公的な役割を期待していて、金融商品取引法に基づく開示制度などにおいて使用すべき格付会社について
「企業内容等の開示に関する内閣府令第1条第13号の2に規定する指定格付け機関を指定する件」
という恐ろしいほど長い名前の政令で定めているが、ここで言う指定格付け機関は、日本の格付投資情報センター、日本格付研究所とアメリカのムーディーズ、S&P及びフィッチの5社である。
例えば、資産上の債券などの価値を評価をする場合、最高ランクがAAA(トリプルA)として、長期債券は、BB以下、短期債券ではBBB以下だと一定の投機的リスクを有するものと解される。

金融庁が行う、金融機関に対する立入検査においても、信用リスクの判断となる自己査定においても有価証券は発行会社の信用格付により、リスクの定量を測定するとして、金融検査用の信用リスクチェックシート(3)−@−イ−(ホ)の記載では「信用格付業者による直近の格付符号がBBB(トリプルB)以上の債券を発行している会社の発行する全ての債券は非分類債権(正常な債権)とする。」とされている。
つまり、格付業者のつけたAやBなどの符号をそのまま「信用しろ」ということになっているのだ。
言換えれば、本来は監督官庁や取引所が判断すべき基準を営利企業に委任しているのだが、その営利企業の選定基準については何も規定がないまま特定の企業の企業判断が公定化されているのだ。

ちょっとおかしくないか。

格付業者も利益を求める民間営利企業なのだ。
通常の信用格付業者の収入は、昔は投資家などが支払う情報購読料であったが、現在では債券などの発行体が支払う「格付手数料」が主力だ。
例えば、A社が債券を発行する際に、S&Pなどに手数料を支払ってその新発債券の格付けをしてもらうのだ。
その企業が債券発行を監督官庁や取引所に届け出た場合、格付けが決定していれば、実態はほぼ無審査で債券が発行できるのだ。
金を貰って、格付けをするのだから、格付会社が「お客様」である債券発行企業に甘い格付けをつけないとは言い切れない。
S&Pの親会社のマグロウヒル社やその株主のロックフェラー、ムーディーズの現在の筆頭株主の米国のウォーレン・バフェットの関係会社の格付けはお手盛りに決まっている。

事実、S&Pやムーディーズは経営破綻したエンロンの格付を経営破綻の実に4日前まで最上級にランクしていたのだ。
2008年のリーマンショックの原因もサブプライムローンへのAAA格付けだ。

この責任はどうやってとるのか。
責任者、出て来〜い!(ちょっと古いか。)

ちょっとエキサイトしてきましたので、この続きは次回です。

posted by 8ちゃん at 16:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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