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2012年02月24日

教育論 (その2)

ここまで、現在の学校教育の問題点を述べてきた。
それでは、これからの教育をどうしていくべきなのか。
といっても、教育研究家でもない私から大した提案が出来るはずもないが…。
まあ、民主党や自民党の教育部会の連中よりは、いくらかましだろう。

教育で最近注目を集めているのは、北欧やオランダだ。
彼らの取組みの中にヒントがあるのかもしれない。
そんな国々の情報を元に、課題を項目ごとに組み立てると、次のとおりとなる。

1.個性や感受性の豊な人間創りについて
思い切って、個性のある学校を作って、各校に個性を競わせてみてはどうか。
そして、子供達は、自分の気に入った個性の学校を選択して入学すれば良いのだ。
100人から200人までの(それ以下でも良い。)小規模の学校を、教育意欲のある人間に多数作らせて競わせるのだ。
学校のPRに体験入学などもいいだろう。
芸術に特化する学校なんかも出来ると楽しい。
不足する絵の具を買うための計算は算数の実践学習になるし、遠近法による描写は生きた科学だ。
勿論、基礎的な学習は行うが、カリキュラムは学校に任せるのだ。

2.教科書について
教科書も検定教科書だけではなく、個々の子供に合わせた教科書を使用してはどうか。
何なら、子供達に教科書を選ばせてもいいのだ。
教師は書店や図書館、新聞、博物館や美術館といった教科書探しのツールを教えてあげればいい。

3.社会適合への教育について
学習や研究をグループで行う機会を増やしてはどうか。
それも、現状のクラス内でのグループ分けではなく、学年を超えたグループ化が必要だ。
1年生と5年生が一緒に行動することで、社会の中での自分の位置を発見できる。
第一、 実社会では全く同年齢の人間が集団でいるのは、同窓会ぐらいのものだろう。
一人っ子など、少子化社会が進む中で、高学年の児童は低学年に児童に「弟や妹」を擬制するだろうし、低学年の児童に「兄や姉」を実感させることも出来そうだ。

北欧やオランダでは、これらを実践している。
勿論、費用は国が出す。
これらの国々は税負担率がかなり高いが、支出内容も国民から見え易い福祉や教育に充てているので、国民の不満は少ない。
日本とは大違いなのである。

そんな教育を行う中で、今の勉強をもう1年続けたいと思うものがあれば、続ければよい。
橋下市長の唱える「九九が出来るまで留年」とは違って、これは積極的な留年である。
こんな留年なら、本人の精神的苦痛など無いし、平均寿命が80年を超える人生においてこの1年や2年は大きな時間ではなく、かえってその1年間は本人にとっては貴重だ。

課題や問題点もある。
学校の細分化や特化は子供毎の適性判断が基本になるが、それをどうやって、どのタイミングで行うか。
また、肝心の教師のレベルアップや育成をどのように行っていくのか。
まだまだ問題点もあるだろう。
しかしながら、手をこまねいていては何も進まない。

日本が世界に誇れる学者達の話の中で、自己の形成と現在の研究テーマの選択理由について聞かれると、「すばらしい先生と出会えたこと。」を答える者が多い。
昔は、数学であっても物理であっても「実は面白いんだ。」ということを少年少女の時代に気付かせてくれる先生がいたのだ。

これこそ教育なのだろう。
学校って、楽しいものなんだ。

橋下市長もメディアも「小学生の留年」というインパクトのある言葉だけで議論、論評するのではなく、日本の教育のあり方について、論じてほしいものだ。
posted by 8ちゃん at 16:52| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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