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2012年04月20日

もうメールはとどかない

震災から1年が過ぎ、復興も少しづつではあるが、形として見えてきた。
それでも、時折入ってくる震災関連のニュースに心が痛む。

津波による犠牲者が多数出た宮城県南三陸町で、防災対策庁舎の無線を通じて避難を呼びかけ、自らは逃げ遅れて亡くなった遠藤未希さん。
その未希さんの同僚で、同じ庁舎にいた三浦亜梨沙さんは、未希さんとは高校の同級生で、剣道を通じて未希さんとは小学校からの親友だ。
その亜梨沙さんも、役場にいて津波に24歳からの人生を奪われた。

亜梨沙さんが津波に飲み込まれる直前のメールが残っている。
母親の悦子さんにあてて、
「無事ですか!?6メーターの津波きます。役場流されたらごめん」
自分も危険な中で、母を心配する文章に心が痛い。

「ぜってー死ぬなよ!」「死なない!!愛してる!!」
これは、亜梨沙さんと恋人とのメール。
この二人がふたたび逢えることはなかった。

亜梨沙さんの遺体が確認されたのは、今年の1月。
母親の悦子さんは、「今年1月に遺体が見つかり、かすかな生存の期待を失いつらい時期もあった。もうすぐ1年で、メールもやっと見られるようになった」と胸のうちを明かす。

栃木・那須烏山市の温泉施設「こぶしが丘温泉」。
敷地内にある桜並木のうちの5本は、震災当日の土砂崩れで崩れ落ちたままだ。
その30mの崖底に崩れ落ちたままの桜が、けなげに咲いている。
倒れてもなお、今までと同じようにきれいな花を咲かせているのだ。
そのこぶしが丘温泉は、震災の影響で廃止が決まっている。

今日は二十四節気の穀雨。
田畑の準備が出来て、それにあわせて雨が降るという日である。
田畑を濡らし、桜を濡らし、人の心を濡らして雨は降る。
posted by 8ちゃん at 11:04| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月19日

尖閣列島

石原慎太郎東京都知事が、尖閣列島を買い取るというニュースは、予想通り中国が即時に反応をみせるなど、大きな話題になっている。
中国外交部の劉為民報道官は、17日、釣魚島問題について「釣魚島とその付属島嶼は古来中国固有の領土であり、中国が争う余地のない主権を有している。釣魚島とその付属島嶼に対する日本側のいかなる一方的措置も不法かつ無効である。」とのコメントを出している。

当面は、メディアを賑わすことだろう。

ところで、今回のことで、尖閣列島について知らないことが多いのだなと気付き、ちょっと調べてみた。

今回、石原知事がお買い上げしようとしているのは、尖閣諸島全8島のうち南小島、北小島及び魚釣島の3島である。
行政区域は、全島ともに沖縄県石垣市に属していて、
南小島 ⇒ 石垣市登野城2390番地 
北小島 ⇒ 石垣市登野城2391番地
魚釣島 ⇒ 石垣市登野城2392番地

こんな立派な住所、地番がついているのだ。
所有者は埼玉県大宮市に住む冠婚葬祭場経営、不動産賃貸業者の栗原國起氏で、この3島は、国(総務省)が栗原氏から有償賃借しているのだ。
賃借料は、年間約2,450万円で(魚釣島2,112万円、南小島188万円、北小島150万円)なお、近傍の久場島は在日米軍が摂取使用(有償)している。
面積は、3島合わせて約5平方キロメートル程度で、東京都千代田区の約半分である。

これらの島は、長らく無人島であったものが、福岡県八女郡の古賀辰四郎氏が1896年に国から30年間の無償貸与を受け、1932年に辰四郎氏の長男である善次氏が、当時の価格15,000円で払い下げを受けている。
現在の価格だと2,500万円くらいだろうか。

その後、1972年に前述の栗原氏が、魚釣島を除く2島を古賀家から購入し、1978年には魚釣島も購入しているが、このときの価格は4,600万円であったといわれている。
これは、古賀善次・花子夫妻には子供がいなかったためではないかともいわれているが、真相は不明である。

少なくとも、国は、1896年に古賀氏に対して、島を無償貸与したのだから、当時の政府はこれらの島が日本領土であることを認識していたのだろう。
その背景には、1896年には、日清戦争が日本の勝利に終わり、清国との領土問題に一定の区切りがついたものと推認される。
実際、日本は尖閣列島を領土として沖縄県に編入したのは、1895年である。

この島を巡っては、日本政府は、上記観点もあって、固有の領土権を主張しており、中国も明時代に著された『順風相送』という書物に「釣魚台」の文字があるなどと、歴史的経緯に基づく所有権を主張している。
一方、台湾は、尖閣諸島が物理的に石垣島よりも台湾に近いことから、国際法上、尖閣諸島は台湾島に付属する諸島のひとつであると主張している。

このような問題は、歴史的事実の主張がぶつかり合うのだが、歴史を何処まで遡ってもきりがない。
13世紀のモンゴル帝国の時代まで遡れば、中東地区までアジア大陸は中国だし、ローマ帝国の時代だと欧州は全部イアリアのものだ。

尖閣諸島海域では、緊張の中、毎日漁が行われている。
勿論、日本の領土であってほしいと思うのだが、武力衝突による犠牲者の発生は絶対に避けなければならない。
posted by 8ちゃん at 15:02| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月18日

紅歌  薄熙来事件

人口3000万人の中国の大都市、重慶市の共産党委員会書記という市のTOPであった薄熙来が汚職容疑でその役職を解任された。そして、薄氏の妻であり、弁護士資格をもつ谷開来については、英国人ビジネスマンのニール・ヘイウッド氏殺害容疑で逮捕されたというニュースが入ってきた。

薄氏といえば、割安な住宅政策、植樹政策、都市の美化政策を促進したほか、組織犯罪の厳しい取り締りなど、各種の功績などにより、市民から絶大な人気があった人物である。
最強の検閲システムを誇る中国当局の目をかいくぐって、この事件の真相を探る噂や当局への不満が中国のネット上で大量に流れているらしい。

中国で今、何が起こっているのか。

薄氏は、秋に予定されている共産党指導部の交代時に、党政治局常務委員入りが確実視されていたというのが一般的だ。
10年に一度行われる中国共産党の指導部交代では、毎回、主導権を巡る暗闘があるという。
今回も、江沢民前国家主席の「上海閥」や現職胡錦濤氏の「共青団」に加え、次期主席と目される習近平副主席らの「太子党」(党幹部のセレブ子息等)などの派閥争いが行われているのだろう。
ただし、今回は、英国人ビジネスマンの不審死などが絡み、怪異な様相を見せているのだ。

現段階では、酒を飲まないニール・ヘイウッド氏が泥酔して事故死したという、極めて不自然な捜査結果にイギリス当局が噛み付き、ほどなく、薄氏の妻である谷開来が殺人容疑で逮捕されているが、逮捕の決め手となった証拠や犯行に及んだ動機については、中国当局は全く明らかにしていない。
今後は、中国当局は、国民を納得させるために、谷開来が犯人であることを物証などの客観的根拠をもって中国国民に示す必要がある。
その過程において、太子党と呼ばれる共産党旧幹部の子息達の優雅な生活実態も国民に晒されることになるかもしれない。
実際に、薄氏の長男の薄瓜瓜は、北京でフェラーリを乗り回しているし、太子党の他の者も一般の国民とはかけ離れた優雅な生活をしているのだ。
これが、白日の下に晒されれば、国民の不満は一気に爆発する。

政権への不満を誤魔化すには、外敵を作るのが一番有効である。
今回の薄事件で高まった体制への不満をそらすため、中国はまたしても日本への攻撃を始めるのか。
くしくも、石原慎太郎が尖閣列島を買い取ると発表したが、中国主導者は、理想的な外敵の出現に大喜びしているだろう。

愛国キャンペーンの一環として薄氏が奨励した毛沢東思想の象徴である「紅歌」を熱唱するグループが、重慶の人民広場などに集まっているようだ。
毛沢東を髣髴させる薄氏の個人的人気と、「紅歌」に象徴される共産原理主義の台頭を、現執行部が恐れ、その脳裏に文化大革命がフラッシュバックしたのが、この事件の背景のような気がするのだが。
posted by 8ちゃん at 13:43| Comment(6) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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