あなたのひと押しで第1位へ
コメントが、書き込みにくい場合は、下のFC2版からお願いします。

2012年05月11日

ギリシャとフランス (その1)

フランス大統領選挙に続き、ギリシャ総選挙においても現政権が敗北した。
景気低迷や失業率の高止まりといった現実が国民の不満となり、これが緊縮財政批判へと転化した結果だろう。
市場は、ユーロ圏の債務危機対応の当事者政権が敗北したことで、財政緊縮重視策が変更されるのではないかとの憶測に反応して、全世界での株価が弱含みとなり、ユーロ自体も売られているのだ。

特に、ギリシャなどは、緊縮財政を条件に1300億ユーロ(約13兆5千億円)の金融支援を受けることができたのだが、この金融支援を受ける条件が、今年の6月までに、110億ユーロ以上の新規歳出削減計画を議会で承認することなのだ。

ギリシャのパプリアスというパプリカとアスパラガスの混成種のような名前の大統領は、急進左派連合に連立を断られ、今は、全ギリシャ社会主義運動党に連立を申し入れているが、今日までに色よい返事はもらっていない。
ギリシャでは、単独で過半数を取れなかった政党は、大統領自身が、議席数の多い順に3番目の党まで順に連立を要請していくのだが、それが断られた場合は、議会は解散となり、30日以内にもう一度選挙を行うという、まるで、柔道の敗者復活戦のような選挙システムになっているらしい。
その選挙の結果次第では、「昔のようにお気楽に楽しもう。」とか、「金は天下の回りもの」とか「他力本願」といったマニュフェストを掲げた党が組閣する可能性もあるのだ。

他のユーロ諸国は、自国の厳しい財政の中からギリシャを金融支援しているのだから、これはもう、「ええかげんにせんかい!」どころか怒り爆発だろう。
さっそく、欧州金融安定化基金は、ギリシャに対して10日に実施する予定だった融資52億ユーロ(約5400億円)を、42億ユーロにとどめると発表した。
残る10億ユーロ分の実行の可否は、14日のユーロ圏財務相会合で協議されるそうだが、この融資の保留は、ギリシャに緊縮策実行への圧力をかけるのが狙いだろう。
「これがほしければ、言うことを聞け!」というまるで、悪代官が町娘を……状態なのである。
支援している各国が手を引けば、ギリシャの財政破綻は明らかで、それこそ、「詰めに火をともす」ような生活になるのだろう。
その場合は、オリンピックの聖火もオリンポスの山で太陽から採火されるのではなく、爪にとぼした火を利用していただきたい。

次回に続く
posted by 8ちゃん at 15:42| Comment(8) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事のランキングはこうなっています。⇒ひらめき
ご訪問、ありがとうございました。またのお越しをお待ち申しあげております。
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。