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2012年07月27日

ロンドン(その1)

ロンドンオリンピックが開幕した。
開会式は今夜のようだが、サッカーなどの予選がスタートし、日本は男女ともに初戦を勝利で飾った。
めでたいことだ。
オリンピックのたびに日本人は(世界共通かもしれないが)金メダルを期待して、翌日の仕事も気にかけず、時差の壁を乗り越えて、深夜、早朝までテレビにかじりつくのだ。

参加するのは、北京大会と同じ204の国と地域だそうで、この「地域」というのは台湾(実際には中華民国と言う国なのだが、中華人民共和国に気を使っている)と香港(ちょっと前までイギリスの租借地だった。)だそうである。

今回のロンドン大会では、史上初めて女子が全ての国、地域から出場するし、全競技種目に女子が参加するのだ。
これは、前回の北京大会まで、男尊女卑の風潮や宗教上の理由などから、女子が出場していなかった、ブルネイ、カタール、サウジアラビアが初めて女子選手を出場させた事によるのだが、今頃まで女子の出場を認めなかった国があったとは情けない話だ。
最後の最後まで、女子を出場させることにウダウダ言っていたサウジアラビアの女子が出場する種目は、柔道の78キロ超級と陸上の800メートル走だそうだから、この柔道選手は、是非優勝してサウジの王様あたりを、上四方固めなんかで締め上げてやればよいのだ。

また、今回からは女子ボクシングという種目が出来たので、競技種目全部に女子の部が出来た。
例の漫才師の「しずちゃん」が参加できなかった種目だ。
フェイスを気にする女子が顔を殴り合うのだから、選手は、相当の覚悟で参加するのだろう。

選手のみなさんは、オリンピックに出場するまでに大変な努力をしてきたのだろうから、国のためとかメダルのためとかではなく、是非、自分自身のために悔いなき戦いをしてほしいものだ。

さて、ロンドンではもうひとつ世界中の注目を浴びている出来事が起こっているのだが、皆さんはご存知だろうか。

次回へ続く

posted by 8ちゃん at 17:18| Comment(5) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月26日

WBC

プロ野球選手会が、来年3月に開催される第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に不参加の方針を全会一致で決議した。
このところ、我が阪神タイガースの成績があまりにも悲惨なため、スポーツ関係のニュースを極力避けるようにしていたが、そんな間に世間はいろいろと動いているようだ。
選手会の不参加理由は、スポンサー権及び関連グッズの収益などが、日本に入らず、大リーグ機構に偏るのが許せないと言うことらしい。

ややこしい話だ。

「チャンスに打てない」という枕詞が定着した新井貴浩が、いまだ、選手会の会長をしていることにも驚かされるが、不参加の理由が極論すれば「金銭問題」であることには違和感がある。
具体的には、スポンサー権や商品化権については、オリンピックやサッカーのW杯などでは参加各国の権利として認められるのに、WBCの場合は、大リーグ側が独り占めするらしいのだ。
例えば、前回の大会で日本マクドナルドが日本代表を応援するクリアファイルを作製して、店舗で配布したが、この商品化権料は、日本代表ではなく大リーグ側に全額入ったようだ。
前回大会では、約16億円の商品化権等の収入があったが、この収入の約70%が日本企業からのものであったのに、それが日本代表に還元されないシステムはおかしい、というのが、選手会の言い分である。

この選手会の判断を巡っては、まさに賛否が分かれている状況で、「アライ、よくやった!」という意見もあれば、「国民の楽しみを奪うな!」という意見もある。
因みに、私の意見は、「アライ!それよりも試合でヒット打たんかい!」と言う意見なので、何の参考にもならないが…。

一方、球団経営者の団体である日本野球機構(NPB)の方は、どうやらWBCには参加の方向で動いており、選手会を説得しているようで、8月1日には、NPBと選手会の会合が予定されている。
この問題は第1回のWBCの時から、問題になっており、前回も選手会が不参加を決定した後、大リーグ側から「日本が不参加ならそれにより生じた損害を日本が支払え」という脅しが来て、参加した経緯があるのだ。
としては、WBCのロゴなどを使わずに「侍ジャパン」を使用することで、収益金が日本に入るといった作戦も考えているようだが、これは大リーグ側から何か文句を言ってくるに違いないのだ。

8月1日にはNPBと選手会との協議が持たれる。ファンの期待も背負い、「WBCに出ない」とする選手会を翻意させる手腕が問われる。島田委員長は「WBCに出場してこそ、侍ジャパンの価値が高まる。8月1日は、その参加意義を選手会側に訴えていきたい」と、秘策と誠意をもって話し合いに臨む構えだ。ライセンシング(商品化)権を求めてきたが改善されず、苦渋の決断を下した。既に参加表明している日本野球機構(NPB)は説得にあたる構えだ。

一方の当事者である大リーグ側は、「選手会とNPBの間の問題である。」として、コメントをあまり出してこない。
この問題の元々の原因は、大リーグ側の強欲な商売なのだから、他人事のように言うのもどうかと思うが、確かに、NPBと選手会で方針が分かれているのもわかりにくい。

ましてや、今回は金銭問題なのである。
金銭問題は、本来はNPBが文句を言うのが筋であり、選手会が先頭に立つ話ではないだろう。

WBCは、第1回、第2回ともに日本が優勝している。
前回大会のイチローのヒットなどは記憶に鮮やかに残っている。
大リーグ側の横暴は、貿易交渉や安全保障問題の交渉で、いつも見せる強引な手法であり、アメリカらしいといえばアメリカらしいが、何も主張を通せない日本も情けない。
この調子だと、TPP交渉もアメリカのペースで進むのは目に見えている。

いずれにしても、WBCへの参加問題が金銭問題ではあってほしくない。
子供達から
「WBCに何故、日本は参加しないの?」
と聞かれた時に
「金銭の問題」とか「大人の事情」
こんな説明は子供達に対して出来ないのだ。
posted by 8ちゃん at 17:27| Comment(5) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月24日

オスプレイ

アメリカ軍のオスプレイが沖縄への配備を前提に、国内訓練のため、山口県の岩国基地に搬入された。
オスプレイを巡っては、墜落事故への恐怖からその配備に反対の件が強い。
一方では、中国を見据えた防衛上の必要性や、現在沖縄で海兵隊が使用している旧式のヘリコプターのほうが数段危険だという主張もある。

この航空機は正式にはV―22という。
オスプレイは愛称でミサゴという猛禽類の意味だそうであるが、ミサゴを見たことがないので、それに似ているのかどうかは分からない。
なお、オスプレイは、海兵隊に配備されるものがMV−22で、空軍がCV−22だそうである。

このオスプレイは、ニクソンやレーガンに使えたヘイグ国防長官が、「陸、海、空軍の全てに使用できる垂直離着陸可能な航空機を開発する。」と発表した1981年以降、アメリカの大手軍事産業が揃ってコンベンションに参加し、1982年にベル・ヘリコプター社とボーイング・バートル社の共同開発となったものである。

ちなみにこの頃の大統領は、テキサス出身のブッシュ(父)であり、テキサス州知事はブッシュ(アホ息子)であるが、ベル社は軍事産業大手の中では、唯一、テキサスに本社を構える会社なのだ。
ベル社から多額の献金があったかどうかは不明だが、当時、軍用航空機分野でリードしていたグラマン社やロッキード社を押さえてベル社が選ばれたのは事実なのだ。

とにかく、このオスプレイは、すこぶる評判が悪い。
最初に配備された試作機5機中、1991年と1992年に続けて2機が地上に墜落、乗員7名が死亡している。
試作機段階の墜落率40%は米軍でも新記録だ。
しかし、ホワイトハウスは、何故か事故の2年後の1994年には、オスプレイの量産を決定している。
これにより、オスプレイは、海兵隊だけで360機、空軍も50機、海軍48機の導入を計画されているのだ。
ちなみに、値段は1機78億円(量産が軌道に乗れば60億円)である。

事故原因の究明が不十分なまま量産がスタートしたオスプレイは、1997年に最初の製品が納入されたが、2000年4月にはまたしても事故を起こし、乗員19名全員が死亡している。
さらに、同じ2000年の12月には4回目の事故により、乗員4名全員が死亡するに至り、さすがのアメリカ軍もオスプレイの飛行禁止を全軍に命令している。

この飛行禁止命令も何故か2年間で解除となっているのだが、オスプレイの事故はその後、小さなものも含めれば60回に達し、最近でも2012年6月にフロリダで墜落事故が発生している。

写真を見れば分かるが、このオスプレイ、どう考えても飛びそうにない形である。
巨大なボディに大きなローターが2基ついているが、主翼が小さいから、揚力は殆どないのだ。
つまり、マツコデラックスにタケコプターを2個つけたようなものなのである。
ヘリコプターとプロペラ機をミックスしたようなものであるが、ヘリコプターモードからプロペラ機モードへの切り替え時の技術的な問題点もあるのだろうが、普天間基地は住宅地の真ん中にあるのだ。
どんな小さな問題もクリアしておかなければならないのは当然だ。

また、オスプレイの操縦には相当の操縦技術を要するが、アメリカ軍といえども優秀なパイロットがワンサカいるわけではない。
アメリカ軍の兵士も死にたくはないだろうから、必死で操縦するだろうが…。

通常、航空機はフライト中に事故があったときには、主翼の揚力によりグライダーのように無動力で滑空して、人家などを避けて海などに墜落誘導させる。
実際に、青森県の三沢基地では、アメリカ軍の戦闘機がここ5年間で3回墜落しているが、いずれも海上での墜落だ。
しかし、オスプレイは、揚力のない構造だから、事故があればそれが人家の真上であろうと、学校や病院の真上であろうと、真下に墜落するのだ。
全長17.47m、全幅25.54m、重量24トン(装備込み)、の爆弾などを積載したものが落ちてきたら、どうしようもないのだ。

さらに、長さ4.9mの回転翼3枚をつけたエンジン2基は、4,586kWというものすごい出力で高速回転するが、騒音は旧式のヘリコプターよりも静かだと言う。

ホンマかいな。

実際、アメリカ南西部のキャノン空軍基地では、CV−22 オスプレイの飛行訓練の延期が決まっているが、その理由は騒音だそうである。

政府は、オスプレイの安全性について、過去の事故原因をアメリカから報告を求めるまで、国内での飛行をさせない方針を発表しているが、常識的に考えてアメリカ軍が自国の軍事上のウイークポイントを他国に発表することはない。
せいぜい、「機体、装備に問題はなく、操縦ミスである。」くらいの報告しかもってこないだろうし、日本がそれを検証する手立てはない。

日米地位協定第25条というのがあるが、この条文にある「相互間の協議を必要とする事項」に該当するかどうかは、アメリカの出方次第だ。
もし該当すれば、合同委員会が開かれるが、アメリカにしてみれば、装備に関しては協議対象ではないとの立場だ。
日米安保条約では、軍事上の要請があればアメリカ軍は核兵器以外の装備は配置できる。

アメリカは、何度も事故を起こしながらもオスプレイの導入を進める。
ペンシルバニアのボーイング社ヘリコプター事業部とテキサスのベル・ヘリコプター社は、アメリカ共和党にも民主党にも気前よく献金している企業である。

そして、アメリカ軍は危険性を一番知っているからなのか、このオスプレイは他のヘリコプターのように米軍幹部などの要人の輸送には決して使用していないのだ。

この問題については、中国との領土問題などと絡めて、オスプレイ導入を強く推進する意見も多いが、少なくとも導入推進者の自宅は普天間基地の隣にはないし、オスプレイに乗る機会もないだろう。

オスプレイが墜落してからでは取り返しはつかない。
野田総理は、原発再稼動時もそうであったように、いつも二言目には「私が責任を取る」と言うが、彼に取れる責任など存在しないし、人命が損なわれた場合の責任など、誰にも取れないのだ。
厳格な過去の事故原因の究明とその内容を公表をすることが当面の野田君の仕事だろう。

posted by 8ちゃん at 17:07| Comment(20) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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