あなたのひと押しで第1位へ
コメントが、書き込みにくい場合は、下のFC2版からお願いします。

2012年07月10日

工藤会 激震

7月8日白昼、筑紫野市で元工藤会極政組二代目江藤允政が3発の銃弾を至近距離から撃たれ死亡した事件は、抗争の終焉なのだろうか。それとも始まりなのだろうか。

北九州市を本拠とする広域暴力団工藤会は、工藤玄治率いる博徒集団工藤組として小倉を地盤に発展してきた。
その間、1963年に山口組の地道組や菅谷組が、山口組の全国進攻に伴い、北九州若松地区に進出したことを契機に抗争が勃発、市内の紫川で、工藤組若頭であった草野一家組長草野高明の配下が山口組組員3名を撲殺した。
この事件で草野は服役するが、草野一家の解散を巡って組長の工藤と若頭の草野が対立。
双方の若頭が射殺されるなど、身内の抗争は泥沼化していくのだ。

この抗争は、当時の稲川会、稲川聖城会長と合田一家の浜部一郎組長の仲裁で和解したものの、双方に深い遺恨が残った。
特に、田中組は当時の組長を草野一家の極政組の組員に射殺されたことから、極政組に対しては怨念にも近い恨みをもったのだ。

抗争から、24年後の1987年、太州会会長・太田州春の働きかけや山口組の勢力拡大による危機感もあって、工藤組工藤玄治と草野一家草野高明は改めて盃を交わし、総裁・工藤、総長・草野という新体制で和解した。
その後、3代目会長を継承した溝下秀男がその抜群の統率力で、工藤会を揺ぎ無い地位にしたものの、溝下は、2008年に肝臓移植の失敗から急逝する。
このころから、工藤会の最大勢力で、かつて草野一家に組長を射殺された恨みを持つ、田中組による旧草野一家への攻撃が始まるのだ。

今回、射殺された江藤允政は、旧草野一家の溝下秀男が率いる溝下グループから改称した組織である極政組の二代目組長である。
志賀勝を1000倍以上恐ろしくした顔に、眉毛の代わりにヘビの刺青がある江藤は、愚連隊として北九州中に名を馳せていたが、溝下に出逢い心酔。本人は「親と呼べるのは溝下だけ。」と公言するほどの惚れようであった。

溝下が工藤本家を総帥する立場となってからは、江藤は120人の極政組を率いて溝下を支える。
当時の工藤会の本部役員は、旧工藤組と旧草野一家のバランスを取ったものであったが、江藤は、執行部組織委員長を務めるなど、その中枢として活躍する。
このころの組織図を見ると、会長、若頭を除く執行部9名中、旧工藤組出身者が5名、旧草野一家出身者が4名であった。
因みに、現在の工藤会では相殺、会長、理事長が全て旧工藤組最大勢力の田中組出身者であり、執行部における重要ポストの旧草野一家出身者への配分は、たった1名である。

そして、2008年に溝下が急逝してから、旧草野一家系の有力者が次々と何者かにより、殺害されていくのだ。
篠崎一雄(篠崎組組長:射殺)、安高毅(津川組相談役:射殺)、徳本竜吾(徳竜組組長:射殺)と続く中、江藤が組長を務める極政組に衝撃が走る。

当時、2年間の服役をもう少しで終えようとする江藤允政は、極政組の二代目を突然引退、若頭だった今田雄二が三代目極政組長となったのだ。
長期服役ならともかく、代替わりを服役中に行うのは異例中の異例だし、通常は、当代が関係者に十分な根回しをしてから行われるのが通例だ。

そしてこの代替わりが発表される直前の8月に江藤と親しい篠塚が射殺されている。
しかも、一連の事件中、極政組の主要幹部12名は、組を脱退しようとした組員を集団で暴行したとして、逮捕監禁致傷容疑で全員逮捕されているのだ。

つまり、幹部が社会不在、まして当代が服役中に代替わりが行われたのだ。
田中組が江藤の追放を企てたと勘繰られても仕方がないだろう。
因みに、引退させられた江藤に対する工藤会の対応は、「破門」である。
実質的な田中組である工藤会は、江藤に無理やり引退させておいて破門にしたのだ。

そして、今回の江藤射殺事件。
マンションは、オートロックだし、江藤が外出する時間も正確に把握していたと思われる。
至近距離からの射殺は、脅しではなく確実な殺意をもったものだ。

江藤の射殺により、工藤会内における旧草野一家、特に極政組と田中組の反目は、報復などの抗争に発展するのだろうか。
それとも、この江藤の射殺により、全ての組織内が田中組にひれ伏して、内部抗争の終焉を迎えるのだろうか。

いずれにしても、住宅地での拳銃使用というこの危険な犯罪を福岡県警は威信をかけて捜査し、犯人を逮捕しなければならない。
posted by 8ちゃん at 16:28| Comment(33) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事のランキングはこうなっています。⇒ひらめき
ご訪問、ありがとうございました。またのお越しをお待ち申しあげております。
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。