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2012年09月07日

大阪ミステリーゾーン(その5)

「難波界隈編 昼のミナミ・夜のミナミ 1」

このシリーズは、もうちょっと休憩しようと思っていたら、某先輩から「次がまだのようやな。」という脅迫事件として十分立件可能な「つぶやき」が聞こえてきたので、また、暫くはお付き合いいただきたい。

難波である。

ひらがなで「なんば」と書いた方が柔らかくて良いのだが、ここでは漢字の「難波」でいこうと思う。
難波の地名の由来は、波が速く(波速)船の航行が難儀だったという説が一般的である。しかし、内海である大阪湾の波がいつも高かったとは考えられない。
大阪湾が難波なら、玄界灘や室戸沖は、「大難波」とか「鬼難波」とかになっていないとおかしいのだ。

それはさておき、大阪の繁華街は沢山あるが、その代表的なものが、梅田を中心とする「キタ」と難波を中心する「ミナミ」である。
キタが、会社関係者などの背広組を中心に、上品な客筋であるのに対し、ミナミは、カジュアルな「気楽な街」という位置付けだ。
大阪名物の「ヒョウ」もミナミを中心に生息しているのだ。

難波は、大阪地下鉄、近鉄、南海、JR(湊町)といった交通機関が集まり、高島屋本店やマルイ、なんばパークスといった商業施設が集まる街である。また、吉本興業の本拠地である「なんばグランド花月」や最近では、NMB48劇場といった興行施設も賑わっている。
つい最近までは、新歌舞伎座という大箱の劇場もあったが、これは上本町6丁目に移転してしまった。

週末どころか、平日でも多くの人が行き交い、活況を見せている難波であるが、若い購買層は、新しく出来た阿倍野のQ,sモールなどへ流れているのか、最近目立つのは中国からの観光客である。

それでも、難波には、阿倍野などにはない街の広がりと深さがある。

高島屋、マルイ、なんばパークスなどで買い物をしたら、街を歩いてみよう。

難波のランドマークは今でも高島屋だ。
高島屋の正面玄関は、デートなどの待ち合わせの場所に選ばれる確率は極めて高い場所である。
大阪のデパートでは、東京の三越がそうであるように、高島屋のステータスは高い。ちょっとした進物など「バラの包装紙」だと先方に対して失礼がないのだ。
大丸百貨店がそれに続くが、阪急百貨店や阪神百貨店は格下だ。ましてや、近鉄百貨店に至っては、大阪国民は、百貨店として認めず、スーパーマーケットだと思い込んでいる人が多いのだ。

高島屋の東側から伸びる南海通り商店街の入り口に来ている行列は、リクローおじさんのチーズケーキだ。
ここはいつも行列が出来ているのだが、列に並ぶのが大嫌いな大阪国民は、並んでいる連中は全員中国人だと思っている。因みに、この店は元々は西成区の千本北というところににあったのだが、西成生れであることを隠すためか、本社所在地も難波に移転している。

まあ、このようなミーハーな店は通り過ぎて、20メートルも歩くと、角には、「二見の豚まん」がある。
大阪では「肉まん」とは言わない。「豚まん」である。
大阪国民にとって、「肉」とは牛肉のことなのである。
東京へ出張して、肉じゃがに豚肉が入っているのを発見した大阪国民は、「なんじゃ!これはー!」と言って机を蹴り上げるのだ。

この「二見の豚まん」は、551の蓬莱に比べて中身が多いし、味も間違いない。
唯一の難点は、ひとりで売ってるおばちゃんが、どんくさいため、客が多くなると捌ききれずに、自分自身が熱々の豚まんで、火傷したりするのだ。
この豚まん屋を左に曲がれば、昭和4年建築の精華小学校の跡地があるのだが、今日はまっすぐ歩くことにしよう。

「KYOICHI」という北鮮系の大手パチンコ屋を右に廻ると、なんばグランド花月になる。
入場料が年々上がって、今では1F4500円、2F4000円だ。
これが出来る前の「なんば花月」の頃は、1200円だった。
昔の花月は、平日はガラガラで、後ろの方の席では若いカップルが、濃厚なラブシーンの実演をしていたため、客全員が、吉本新喜劇などそっちのけで後ろを向いていたこともあったのだ。
グランド花月の手前に「わなか」というたこ焼きがあり、最近はエライ人気なのだが、8個で400円、12個なら550円である。
大阪国民の考えとしては、たこ焼きが1個50円は高いやろと思うのだが…。
因みに、味は「普通」であるし、たこ焼きやなんか、そこらじゅうにあるので慌てることはないのだ。

なんばグランド花月を左に見てまっすぐ歩くと、道具屋筋だ。
厨房器機から、看板、割烹着や店のデコ商品まで何でも売っているのだ。
ちょっと高級な庖丁から焼肉やお好み焼きの無煙コンロつきテーブルまで、何でも揃うし、展示用の食品サンプルの店などは、外国人観光客などに、みやげ物として人気があるからだろうか、昔は2軒しかなかったが、最近行くと4軒になっていた。
商店街への加盟店舗数は、52店舗だが、付近には、粉もん専門の食材店などもあり、興味のある人には、退屈させないのだ。
毎年、10月9日には、道具屋筋まつりがあって、食品サンプル作りなどの実演もあるので楽しい。

道具屋筋を抜けると、「なんさん通り」という道を東に向えば、大阪の台所、黒門市場へと道は続くのだ。

さて、ここまでは、実に、健康的で明るい大阪案内であった。
「なんや、普通やん」
と、ご不満をお漏らしの、あなた。
次回からは、夜の難波をご案内しよう。


次回へ続く
posted by 8ちゃん at 15:13| Comment(22) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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