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2012年10月21日

蘇れ大阪 (6)

大阪市の税金無駄使いは、不必要な大型工事だけではない。
日常的に行われる工事の中にも、巨額の無駄が隠されているのだ。

大阪市内の道路や橋は、主要国道以外は府道であっても、全て大阪市が管理している。
ところが、国や大阪府からの道路整備や下水道関係などの補助金は、事業が別であれば、それぞれ交付されるのである。
それをいいことに、大阪市は、市会議員と繋がる工事業者を太らせるために、同じ道路を何回も掘り返していくことで、より多くの工事代金を業者にばら撒くのだ。

例えば、一度に工事をすれば、1億円で済む道路工事費があったとしよう。
大阪市は、この工事を一括では発注しないのだ。
具体的には、水道埋設工事5000万円、下水道取替え工事5000万円、歩道(道路安全施設という)整備工事5000万円、ガードレール、植樹工事5000万円、そして、これらを行う度に道路の舗装を剥がして、また舗装し直すということを繰り返すのだ。
これで、1億円が、倍の2億円に化けるのである。

この「ポイント2倍セール」みたいなシステムで、大阪市のあらゆる工事が、施工されるのだから、仮に、大阪市が今までに総額10兆円の工事を行ったとしても、その資産的評価額は半分以下というのが実態なのだ。

それに、国からの補助金があるといっても、補助率は、国の定める基本的な工事(補助基準工事)の費用に対して、原則3分の1しか補助金は出ないのだ。
残りは、税金や借金により賄うしかない。
業者喜ぶ⇒借金増える⇒福祉切捨て、といった構図になるのである。

また、大阪府と大阪市は、極めて仲が悪かったため、大阪府と大阪市が会議などをすれば、「府・市あわせ(不幸せ)」と囁かれていたのは有名だ。
仲が悪いから、水道事業なども同じ区域に大規模浄水設備を2重に建設するといった大ムダも出てくる。
また、政令指定都市である大阪市内の行政に大阪府は口を出せない腹いせに、大阪府が運営する「大阪モノレール」は、大阪市内には全く駅を作っていない。
これは、もう、子供の喧嘩なのである。

つまり、大阪市は、緻密な都市計画や集客可能性と言った基本的な検討を何も行わないまま、市長や市会議員の関連する建設業者や土建屋のために、巨額の税金を公共事業として垂れ流しし続けたのだ。
そのための借金を重ねた結果、今は何も出来ない極貧の大都市に成り下がってしまったのである。

これら、全く無駄な投資を大阪市内の水辺の整備に使っていれば、綺麗な水に囲まれて、緑が続く川辺に市民や観光客が溢れる国際的にも誇れる一大観光都市大阪が誕生していたに違いないのだ。
大阪市内を縦横に流れる川の岸辺を遊歩道に整備して、木や花を植え、観光や人の輸送に船を出せば、大阪は、まさに「水の都」に変貌するのである。

桜や雪柳、山吹、芙蓉、つつじ、といった四季の花、新緑が萌える春、夏の木陰のあとには秋の紅葉、冬の雪に化粧された木々の中を、木の船に揺られて、時には、屋形船で鱧やふぐの鍋をつつきたい。
岸辺には、大阪の粉もんの屋台やおしゃれなカフェが並び、ベンチで川面に反射する光を見ながら読書にふけるのも良いだろう。

これらを整備する金がどれくらい必要なのかは良くわからないが、少なくとも、大阪市が今まで無駄に垂れ流してきた2兆円近い金に比べれば、もっと安い金額であることには間違いないのだが。

「蘇れ大阪」という前向きのタイトルをつけたくせに、大阪市の税金の無駄使いを書いているうちに、エキサイトして、少しも前向きの提案に具体性がなくなってしまった。
書いているうちに、ペンが勝手に走るのは、私の悪い癖である。
今度、機会があれば、もう少し前向きの話も書いてみたいと思っている。

タイトルに騙されて、ご訪問いただいた紳士淑女にお詫びして、この項を終わりたい。


posted by 8ちゃん at 16:00| Comment(16) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年10月20日

蘇れ大阪 (5)

大阪市のアホな税金の無駄使いは、これで終わらない。

大阪湾の舞洲(まいしま)と夢州(ゆめしま)という人工島は、大阪市が6000億円の造成費用を投下して作ったものだ。
大阪市は、この人工島に多くの企業を誘致したかったが、このような不便な場所には企業は全く集まらず、荒地となった広大な空き地の上に秋風が吹いているだけだ。

この6000億円という巨額のムダには、驚いたアナタ。
この話には、「ムダの上塗り」という表現にピッタリなオマケがついてくるのだ。

この大阪市が開発した2つの人工島である「夢洲」と「舞洲」の間を繋ぐだけが目的の橋が、可動式の夢舞大橋である。
この橋は、市民の税金を635億円も使って完成させたが、この橋を通常の工事費用の3倍以上もかけて、可動(回転)式の橋にしたのは、この「夢洲」と「舞洲」に工場を構えた企業が大型船を運航させるかもしれない。
その場合、大型船の運行の邪魔にならない橋が必要になるかも知れないという、妄想に基づく現実味のない理由だったらしい。

実際には、夢州も舞州も企業が来ない空き地のままなので、この橋を可動(旋回)式にする必要など、全くなかったのだ。
少なくとも、夢州や舞州の企業の誘致状況を確認してから、架橋の必要性を検討するのが、常識と言うものだろう。

結局、可動式にする必要のない無駄なこの橋は、2001年の完成以来、現在までに、可動するかどうかの試験運転として、6回だけ動かしただけなのだが、その6回うち、2回は機械が作動せず、橋が動かなかったのだ。
しかも、この試験運転を1回実施する毎に、3600万円の費用が必要なのだそうふだから、もはや、大阪市民は笑っているしかないのだ。

そのほかにも、1465億円のATC(アジア太平洋トレードセンター)も閑古鳥が鳴いているため、日々、管理経費などの赤字が膨らみ、2012年現在で、530億円の債務超過である。
もう書くのが疲れるくらい、このほかにも大阪市の無駄使いはヤマほどあるので、今日はこれくらいにしておいてやるが、こんな無駄遣いを許してきた大阪市民は、やはり世界一優しい人間なのだろう。

なお、巨額の税金を使っても、その価格に見合うものが出来れば良いのではないかと考えているアナタ。
大阪市の役人や議員は、そんな甘いヤツらではない。


以下、次回へ続く
posted by 8ちゃん at 16:00| Comment(6) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年10月19日

蘇れ大阪 (4)

人口267万人の大阪市の昨年の税収は、6868億円である。
大阪市内の昨年の生活保護費支給額が2443億円もあるが、これはほぼ全額が国から支出されるので、大阪市の財政への影響は少ない。
問題は、国の借金の肩代り(臨時財政対策債4700億円)を含めて5兆円にも達する巨額の借金である。
大阪市は、毎年、この借金の元利の返済に2500億円を支出しており、人件費である3682億円(2011年度)を合わせると、税収の6868億円は全て消え去り、国からの地方交付税と、新たな借金により市の政策に関する金を賄っているのが現状なのである。

なぜ、このようなことになったのか。
一言で言えば、市長と議員と役人がアホだったからである。
勿論、そんなアホ市長やアホ市会議員を選挙でホイホイ当選させたのも大阪のおばちゃんやおっちゃんたちなのであるが…。

平成元年前後の大阪市の税収は1兆円を遥かに超えていた(ピーク時1兆8千億円)。
それでも、そのような潤沢な税収があった頃から、税収以上の公共事業を実施するため、大阪市は毎年、巨額の借金をしていたのだ。
景気の一番良かった平成元年の大阪市の借金は、既に2兆5千億円にも達していたのだ。そして、その借金までして実施した土建屋のための公共事業は、その殆ど全てが大失敗作となり、後に残ったものは、巨額の借金のみという状況に陥ったのである。

具体的に、大阪市がどんな無駄遣いをしたのか、みてみよう。

1997年、大阪市は、大阪ドームの建設に696億円をつぎ込んだが、完成直後から大赤字で、完成から僅か8年後には、大阪ドームを運営する大阪市の関連会社が倒産して、会社更生手続きを申請している。
そして、会社更生手続きが開始決定された翌年の2005年には、5年後の管理会社への無償買い戻しを条件に、オリックスに対し5億円で大阪ドームを売却している。
管理会社の株式はこの間にオリックスが取得しているから、実質的にはオリックスが5億円で大阪ドーム(現京セラドーム)を手に入れたのだ。

まだあるぞ。

アジア最大級の都市型遊園地として、鳴り物入りで大阪市が500億円を投入して建設した新世界のフェスティバルゲートは、1997年に完成したが、無料だった最初の1年間を過ぎた時点で、入場者は来なくなり、大赤字のまま、2009年にはパチンコ屋大手のマルハンに対して、僅か14億円という捨て値で売却している。
マルハンは、ここに巨大パチンコ店を建設するそうであるが、これでは、大阪市が市民の税金を使ってパチンコ店を作ったのと同じではないか。

中央区の長堀通りの地下街である「クリスタ長堀」には、大阪市は、827億円を投資したが、賃料の高さから、思ったほどテナントが入店せず、結果、累積した赤字のため、運営する大阪市の関連会社は、現在、破産などの法的整理を検討している。
大阪市の第3セクターが事業主体のWTC(ワールドトレードセンター)への出資金は25億円だが、何故か大阪市は、ここに入店する店舗の40年間にも及ぶ1280億円のテナント家賃や銀行からの借り入れの債務645億円に対して、大阪市自らが連帯保証したため、WTCの経営破綻に伴い、これが市の借金となっっている。

まだ、まだあるぞ。

以下、次回へ続く
posted by 8ちゃん at 15:50| Comment(10) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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