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2012年10月23日

冤罪なんか簡単につくれるのさ

「楽しそう小学生を見て、困らせてやろうと思いました。」

これは、横浜市のホームページに小学校を襲撃する予告のメールを送ったとして、逮捕され、有罪判決(家裁審判)を受けた少年の供述調書である。

もちろん、彼は無実である。

そして、この犯行の動機まで、生々しく述べられた供述調書は、無実を主張する少年に対して、「認めなければ、罪が重くなる。」などと脅しつつ、神奈川県警の警察官が、文面を作成して、最後に被疑者に署名させたものなのだ。

神奈川県警は少年に謝罪したというが、少年や家族は、事件が大きく報道されたことで、地域社会から白い目で見られ、精神的に追い詰められた挙句、少年は通っていた大学を追われているのだ。

つまりは警察が冤罪者をつくろうと思えば、このように簡単に出来てしまうのである。
この事件は、起訴、裁判(審判)まで進んだのだから、検察官も同罪であり、捜査当局の証拠だけを見て判断した裁判官も冤罪つくりの共同正犯である。

この「遠隔操作メール」に関する捜査当局の誤認逮捕、犯人へのでっち上げは、5件、4名ということだが、日本中には、このような冤罪が毎日生まれているのだろう。

一般市民が、取調室という密室で、拘留期限いっぱいの20日間に亘って、暴力団組員のような凶暴な警察官に脅しを受け続ければ、精神的に疲弊して、身に覚えのないことも自白させられるのである。

そして、警察記者クラブに詰めている各社のアホ記者は、毎日配布される警察からの事件の情報に関する発表(ブリーフィングメモ)を何も疑わずに、そのまま記事にするのだ。
かつては、裏とりの取材をする記者もいたが、今のアホ記者どもは、全員が警察の発表を忠実に記事にする警察広報官所属のメッセンジャーボーイしかいないのである。

記者が、総アホ状態になっていることは、先日の「変なおじさん」によるiPS細胞の臨床実験のニュースをみても分かるだろう。

通常の記事は、記者の取材をもとに、編集者が記事を書くのだが、記事の内容に疑問があれば、記者を「裏とり」に走らせるのが常識だ。
場合によっては、デスク、部長(編集長)、編集委員や役員といった上層部から「裏とリ」指示もあるはずだ。

ところが、今回の読売などは、「世紀の大スクープ」として、朝刊第1面で、国民に「嘘のお話」を大々的に報道したのだ。
iPS細胞の人体移植の研究は、現段階では臨床段階まで達していないのは、少しでもこの問題を調べた人間にとっては常識だ。
もし、世界初の臨床手術例なら、移植部位や既存細胞との同化手法などについての具体的な質問をすべきであるが、取材したアホ記者は何の勉強もしていなかったから、質問すら出来なかった。
もちろん、この記者の上司も勉強不足で、「裏とリ」の指示すら出来なかったのだ。

なんと言っても、移植手術の舞台となったハーバード大学や、マサチューセッツ総合病院に問い合わせをすれば、この「変なおじさん」の発表内容の真偽など、すぐに分かる話なのに、そんな基本的な動作も出来ていない。

警察や検察による強引な自白強要という暴力と、その冤罪を実名報道した、アホなマスコミのペンの暴力により、今回の「遠隔操作メール」事件の冤罪者は、社会的に抹殺されたたいっても過言ではないだろう。
冤罪者となった彼らは、元の生活には戻れないのだ。

今回は、真犯人の犯行声明により、たまたま真実が明らかになったものの、これがなければ、彼らは一生冤罪を着せられていくのだ。
そして、恐ろしいのは、私たちの身近で、そして自分自身にも、あらゆる犯罪の冤罪が、何時降りかかってくるかわからないのだ。

毎回、犯人が犯行声明を行うことはない。
警察や検察に冤罪者に指名されたものが、救われる可能性は低いだろう。

警察や検察による暴力じみた自白の強要と、それを見抜けない裁判所、そして、警察や検察の一方的な応援団に成り下がった、アホなマスコミといった構図が、今日もまた、冤罪を作っているのだろうか。

取調べの完全可視化しかないのか。
posted by 8ちゃん at 17:22| Comment(9) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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