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2012年10月26日

焼きそば (2)

中華系の焼きそばと肩を並べて市民権を得ているのが、インスタント系の焼きそばである。
インスタント系は、通常の焼きそばとはジャンルが違う。
別の食べ物と考えた方がよいのだ。
かつては、明星食品の明星鉄板焼きそばが、全日本プロレスのジャイアント馬場のような神格的位置に君臨していたが、ソースの種類を粉末から液体に変えてからは、客離れが顕著で、その凋落振りには、涙を禁じえない。

明星鉄板焼きそばの過去の栄光が色褪せつつある中、日清食品は粉ソースという基本路線を堅持したため、今や、日清焼きそばと、明星鉄板やきそばとの立場が、逆転し、その格差は、浪花のエッフェル塔と呼ばれる通天閣の高さ並に、広がっていったのだ。

ただし、明星鉄板やきそばが、かろうじて業界第2位の地位を保っているのは、付いている「ふりかけ」の中身が青海苔と紅ショウガのブレンドだからだ。
この紅ショウガの風味だけに期待してこの商品を購入する客は少なくはない。

とはいっても、本来の焼きそばの王道は、ソース焼きそばである。
縁日などで売っているものも、殆どがソース焼きそばなのだ。
関東以北のソースが、大手のブルドックとカゴメでほぼ寡占状態なのに比べ、粉もん文化が発達した関西地方においては、ソースの種類は星の数ほどある。
関西ソース界の有名なところでは、「どろソース」で有名なオリバーやイカリであるが、オタフクのファンも多い。
そのほかにも、大阪だけでも、ヒシ梅、パロマ、タカワ、OK、ヘルメス、マルトミ、金紋、三晃、大黒、ヨツバ、星トンボなど、もうきりがないのだ。
中には、大阪市阿倍野区帝塚山にある「鹿島印大阪伝説焼そばソース」といったマニアックなソースまであるのだ。
関西へお越しのときは、是非、スーパーのソース売り場をご覧いただきたい。
「アホか」と思えるぐらいソースが並んでいることに、アナタは驚くだろう。

このように多種多様のソースが溢れている関西地方では、ソース味以外の焼きそばは、田中前法務大臣のように、辞任させられるか、外道として街の片隅に追いやられるなど、人格が認められていない。

これは、全国的にみても、B1グランプリを獲った富士宮焼きそばや、横手焼きそばもソース味であることを勘案すると、もはや日本の常識なのだ。
同じグランプリ受賞作品である、ひるぜん焼きそばという、ジンギスカンのタレで味付けする焼きそばもあるが、これは聞かなかったことにしておこう。
さらに、私の尊敬する福岡の識者からも、長崎の中華街の「かた焼きそば」の太麺の食感も素晴らしいとのご意見もいただいたが、ここは長崎までの交通費が捻出できないという理由でご勘弁いただきたい。
それでも、長崎の焼きそばには「金蝶ソース」という地元のソースが使用されている場合が多いのだ。
因みに、福岡にも、ちょっと甘口のコックソースというのがあるのだが、これは地元でしか手に入らない。

いかん。
またやってしまった。
ソースを語ると熱くなって、本題から大きく外れてしまった。
本格ソース焼きそばの作り方を書かねばならないのだ。

さて、アナタの前には、キャベツと豚バラ肉、そして、スーパーで105円から168円程度で売っている3玉セットの袋入りの焼きそば麺がある。
この袋入り焼きそば麺というのが、重要で、敢えて、単品のそば玉を買わなかった訳は、この3玉セットには、粉末ソースが付いているからだ。
この粉末ソースが後に、重要な意味を持つこととなるのをアナタはご存知だろうか。

豚肉は切り落としでも、コマ切れでも何でも良いのだが、豚肉の油(ラード)が、重要な味の決め手になるので、ラードが多く出るちょっと厚めの豚バラ肉が望ましい。
このため、焼きそば作りでは最初に焼いた豚肉の旨みを残すため、調理が始まったら、最後までフライパンは洗わずに使用することを覚えておいてほしい。

「ふんっ、ウチは金持ちやから、松阪牛やねん。」などと考えてる宝塚の美人セレブには、私から事情を説明して改心させたい。
また、神戸や土佐の豊満セレブは、何とか自分の腹のバラ肉を使いたいだろうが、そこはグッと我慢してほしいのだ。

豚バラ肉は、適当な大きさに切り、キャベツは、四角に切るのが王道だ。
間違っても、私よりも、ほんの少しだけ足が長い速水もこみちのように、中途半端な料理技術を誇示して、ダダダダダダーーーっといった無駄な全力千切りなど、やってはならないのだ。
亀有公園前派出所の映画がヒットしなかったのは、一体誰が原因だと思っているのか。

さて、いよいよ、調理である。
しかし残念ながら、ここで尺が切れたようだ。
「このあとすぐ!」といったフレーズで、次こそはと引っ張るCM前のオリンピック中継のようで申し訳ないが、次回、最終回は、本当に、こだわりのソース焼きそばを作っていきたい。


次回、感動のフィナーレへ続く
posted by 8ちゃん at 16:00| Comment(24) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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