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2012年11月06日

嘘ばっかりついてたら、新聞記者みたいになるで

兵庫県尼崎市の鬼畜ババアに関する報道で、読売新聞を筆頭に毎日新聞、産経新聞そしてほぼ全てのテレビ局が、今年の10月30日、31日の2日間にもわたって、全く別人の写真を「これが鬼畜ババア角田美代子被告の顔じゃ!」と断言して報道してしまった。

間違って、自分の顔を大々的に報道された女性はびっくりどころの話ではない。
早速、大阪市北区西天満の某弁護士に相談した。
驚いた弁護士は、まずは報道を止める必要があると判断して、10月30日の夜に新聞各社を集めて、被害者本人も出席して怒りの記者会見を行ったのである。
記者会見で、初めて誤報に気付いた報道各社は、写真の掲載を止めたが、止めた時期は会見の翌々日の11月1日になってからである。

この間、犯人扱いされた主婦は、買い物のたびに周りの視線に晒されるなど、「ものすごい怒りを感じています。」と話しているが、当然だろう。
誤報した新聞各社は、簡単な「お詫び」を掲載し、テレビ局各社は、報道番組の中で、軽く誤ったが、そんなことで済む問題ではないだろう。
今後、法廷でこのアホどもが、どんな言い訳をするのか見てみたいものだ。

まったく、コイツらは反省と言う言葉を知らないのか。

今年の6月には、時事通信記者が、ライバル社である共同通信社の記事を、コピペして、そのまま、記事として配信すると言った考えられない事態が起こっている。
熾烈な取材競争を展開して、記事を報道各社に売るのが商売であるはずの通信社が、取材をサボって同業者の記事を盗むといった行為に、記者魂はおろか、人間としての誇りなどかけらもないのだ。

読売新聞西部本社では、8月に福岡県警警務部監察官室の警視から取材した記者が、県警東署の警部補と暴力団関係者との癒着を内偵中との情報を得た。
この情報は、内偵対象者の容疑が確定するまでは、記事にしない(現時点では無実の可能性も十分あるため)という合意のもとでの取材であったのにも係わらず、このアホ記者は、自分の会社の上司に報告するメールを、誤って、記者クラブの他社13社に送信してしまった。

誤送信に気付いた読売新聞西部本社は、記事を押さえに各社を廻るのが筋なのに、あろうことか、各社に情報が送られたため、自分の新聞が特ダネを失うと考え、なんと、掲載しない約束で情報を得たこの記事を翌日の一面で大々的に掲載したのだ。
報道の自由、知る権利と言うひともいるだろうが、「記事としての報道は、事件の確定を待って行う。」と約束した翌日に約束を破れば、取材先の新聞社に対する信用は崩壊し、今後、他社も含めて、全国的にあらゆる分野での取材拒否が出てくるのだろう。
このことが、結局、我々の知る権利の範囲を大幅に縮めていくのだ。

記者にとって、ニュースソースを守ることは基本中の基本である。
暴力団取材などでは、取材先が報復を受けることも十分考えられるし、企業内告発などは、内部通報制度があっても、著しい不利益を覚悟しなければならない。
実際に、今回の掟破りの報道により、約束を破られたこの警視は、捜査への影響を与えた責任を感じて自宅で首をくくって自殺を図っているのだ。
幸いにも、一命は取り留めたが、この警視は、読売の報道により監察官から連日の事情聴取を受けていたらしい。

一方の読売側は、当初は何の反省も見せず、「報道の自由」と開き直っていたのだが、さすがに各方面から、その常識のなさを指摘されて、関係者の処分をしたらしいが、崩壊した報道全体に対する信用はどうしてくれるのか。
メールを誤送信した記者が、「アホ」ですまないのは当然だが、事実関係を知った上で翌日に一面トップに記事を掲載した読売の組織としての非常識こそ大きな問題である。
このほかにも読売は、「変なおじさん」森口尚史氏のiPS細胞を使用した臨床手術を全国紙一面のトップで報道して、全国民に、大々的に大嘘をついたのは記憶に新しい。

冒頭の「鬼畜ババア」の顔写真には、共同通信社の記者が、「鬼畜ババア」の長男の同級生の母親が所持していた学生時代の集合写真である。
記者は、その母親から「美代子被告と思うが記憶はあいまい」との回答を聞いていたのにもかかわらず、各社に配信したものだ。
地元尼崎での取材でも「角田被告とはまるで別人。ぜんぜん似ていない」という声が出ていたという。
この写真を見せられた朝日新聞は「被告ではない可能性があったため」紙面に掲載しなかったようである。
神戸新聞や日本経済新聞も同じ理由で掲載していない。

「鬼畜ババア」こと角田美代子被告は写真が嫌いで、これだけ大きなニュースなのに、顔写真がないという状況の中、報道各社が写真の入手競争を行う中での今回の写真騒動である。
勿論、角田被告も含め、捜査当局が逮捕したというは現時点では当事者は、被疑者であり、裁判で犯人と確定する前に実名や顔写真を公表する現在のメディアの姿勢には問題がある。
その人間を犯人に仕立てたいという、警察や検察のストーリー作りに協力しているだけなのである。
一旦報道されてしまえば、仮に裁判で無罪が確定しても、その人や家族は社会から抹殺されてしまうのだから。

アホ記者に取材能力がない現在、当局の発表をメッセンジャーボーイのように、一字一句違えずに報道するだけで、腰を据えた取材が出来ない新聞社。
企業の広告宣伝費が抑制され、視聴率稼ぎの安易なバラエティー番組しか作れないテレビ製作者。

我々は、日夜、こんなアホなメディアから、溢れるほどの情報を流されている中にいることを自覚しないといけない。
posted by 8ちゃん at 11:19| Comment(28) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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