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2012年12月06日

緊迫するシリア情勢

複数のメディアが、アメリカ政府高官の話として、シリア政府軍が、サリンガスを内戦で使用するための準備に入ったことを伝えている。
オウム真理教が多数の人間を殺したあのサリンである。

狂気の沙汰だ。

猛毒のサリンは、呼吸だけでなく皮膚からも吸収され、その殺傷力は極めて高く、しかも、核兵器のような高額の製造コストを要しないため、その気になれば、殆どの国において保有が可能になるという厄介な代物なのだ。

そのサリンを、自国内で、しかも自分の国の国民を殺すために使用するとしたら、それは、人間の心を失った鬼畜の行為である。

シリア情勢については、アサド大統領の退陣を求める勢力と、大統領支持の政府軍の間において、長期の内戦が続いているが、シリアに利権を持つロシアや中国が、シリアへの制裁に反対して、国連安全保障理事会を実質的に無力にしていることもあって、解決に向けてのロードマップすら作成されていないのが現状だ。

このブログのシリアに関する記事
http://senbero8chan.seesaa.net/article/273013569.html?1354769537

アメリカのNBC(テレビ)は、シリア政府軍が、サリンを爆弾に搭載して、使用のための準備を完了し、アサド大統領の命令を待っている状態だと報じている。
アメリカ政府はアサド政権に対し、サリンなどの化学兵器をシリア政府軍が使用すれば、アメリカは軍事介入するという内容のコメントを出しているので、状況によっては、アメリカやNATO軍による戦闘行為の可能性も高まってきている。
シリアには、サリンのほかにも、タブンといった神経ガスや、マスタードガスといった非常に危険性の高い化学兵器を保有しているとの情報もあり、大量の人民の虐殺が行われるかの知れない緊迫した状況が、中東を覆っている。

シリアのアサド体制に対しては、アメリカやイギリスがアサド大統領の早期退陣を要求しており、実際、NATOや湾岸産油国、アメリカが、反政府軍への武器や資金の供与を行っているが、反対にロシアや中国がアサド政権に物的援助を行うなど、まるで代理戦争の様相を呈しているのだ。

この中で、シリア政府軍に置ける化学兵器の使用の懸念いついては、従来からアメリカを中心とするメディアが伝えており、その一方で、このような化学兵器による脅威をあおる報道が、アメリカなどの策謀であり、イラク戦争の時にように「化学兵器の脅威」を強調することで、アメリカ軍などの軍事介入の口実を作っているのではないかとの憶測も流れている。

シリアも関しては、ブッシュ政権の時代から、アメリカは、イスラエルへの敵対心を剥き出しにしているアサド大統領を憎んでいることは間違いない。
反政府組織へ資金提供やサウジアラビアやカタールを通じた武器を中心とした物資援助をしているものの、アサド政権の抵抗が予想以上に激しく、シリアがアメリカの目論見どおりの展開となっていない焦りがアメリカにはある。

今回のシリアにおけるサリン兵器の問題は、実際にシリア政府軍が関与しているのか、アメリカによる軍事介入の口実を見つけるための演出なのか、現段階では判断が難しい。

ただし、確実にいえることは長引く内乱で、多数の子供や女性を含むシリア国民が毎日のように死に追いやられていることである。
アメリカやロシア、中国といった列強の思惑も重なって、シリア情勢は日々緊張が高まってきている。
これを打開するはずの国際社会は、安全保障理事会の常任理事国が、各自の国益を主張してまとまらない。


こんな緊迫したシリア情勢がありながら、日本のメディアは、相変わらず選挙のニュースしか流さない。
やはり、日本は、国際的には未開国なのである。

posted by 8ちゃん at 15:39| Comment(8) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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