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2012年12月14日

8ちゃんの気になるニュース(2)

舞鶴少女殺人事件

京都府舞鶴市で、平成20年に、当時高校1年生だった女子高校生が殺害された事件で、殺人罪に問われた無職の男性の控訴審判決が12日に大阪高裁であり、無期懲役とした1審の京都地裁判決から一転、被告に無罪判決が下りた。

物証がないまま、被疑者が犯行を否認して関係者の証言や状況証拠だけで争われたこの裁判は、事件発生に近い時間に被告と被害者が一緒にいたという目撃証言と、被害者の遺留品の特徴を述べたという捜査段階の被告の供述(秘密の暴露)など、検察側が示した状況証拠で有罪を認定できるかどうかがこの事件の焦点だった。

高裁の裁判長は、これら状況証拠だけでは「不合理で被告が犯人とは認めがたい」として、無罪を言い渡したのだ。

これだけだと、この事件は冤罪事件なのだが、この事件の奥底には、深い問題が渦巻いているのだ。

今回、無罪となったこの男性は、36年前に内縁の女性とその兄を刃物で刺して殺害し、その後、近くの民家に押し入って住人の女性2人を人質に立てこもった過去をもっている。
この事件で、この男性は殺人罪などで起訴されたが、判決は死刑ではなく、有期実刑判決を受けて服役したのだ。
この男性は、出所後に舞鶴に住むのだが、平成3年には舞鶴市内で若い女性に対する傷害事件を引き起こすことになる。

出所直後のこの犯行が、無期懲役の仮釈放中なら、仮釈放が取り消されて、すぐに収監となるのだが、景気を終えたこの男は、再犯ではあるものの、軽い刑で終わっている。

勿論、前科があるというだけで、その人間を疑うのは人権侵害である。
一方で、警察がこの男を疑うことは理解出来るし、静かな田舎での事件は住民の衝撃も大きく、現地の警察が「この凶悪な事件の犯人を絶対に逮捕する」という気持ちになるのは当然だろう。

警察は、難しい捜査の末に、この男性を逮捕した。

舞鶴市内で女性下着と賽銭約2000円を盗んだとしての別件逮捕だ。
この男性は、窃盗については認めるが、殺人事件については否認を続けたが、京都府警は、自白のないまま、状況証拠だけで男を逮捕し、京都地検は男性を起訴した。
地裁での第1審は、事件発生に近い時間に被告と被害者が一緒にいたという目撃証言があることや、被害者の遺留品の特徴を述べたという捜査段階の被告の供述が「秘密の暴露」に当たるとしてこの男に有罪判決を下していた。

その第1審判決が、今回の高裁判決で覆ったのである。
この男性が、殺人犯なのか、そうではないのかという問題ではない。
捜査当局が描いたストーリーと状況証拠の信用性を裁判所が否定した意味は大きい。

この事件は、警察の初期捜査の不備を指摘する声もある。
事件当初、任意聴取の段階で、捜査令状を取らずに、男性の家宅捜索をしようとした警察が、この男性の代理人である弁護士に制止されている。
弁護士の行為は、当然のものだ。
しかし、礼状を取って再度の家宅捜索が行われるまでの間に、罪証隠滅があったとしたら、警察は、罪証隠滅に協力したこととなり、重大なミスを犯したことになる。

また、この事件が起こるまでに同じ地区で、女性をつけまわす男性がいるという、不審者情報があったのにも拘わらず、警察は積極的に動いていない。
もし、それが真犯人であるなら、そのときに腰を上げなかった警察の怠慢により、今回の事件が起こったと指摘する声もある。
他府県の警察も、事件が発生して、犯人を逮捕する手柄や功績よりも、事件を未然に防止して、被害者を作らないということの重要性を警察は再認識すべきである。

今回の控訴審判決は、検察の即時上告により、最高裁で争われることとなる。
最高裁判決がどのようなものになるのかは、不明だが、間違いなく言えることは、この女子高生を殺害した犯人が必ず存在するということだ。
それは、この男性かもしれないし、そうではないかもしれない。
今も、その犯人はどこかに潜んで、次の犯罪を狙っているかもしれないのだ。

もし、捜査当局が、犯人をこの男性に決めつけていなければ、事件は別の展開を見せたかもしれないし、丁寧な捜査により、物証による公正な起訴が出来たかもしれない。


遺族にとっても、被疑者にとっても眠れない日がまた続いていく。



次回、「角田美代子容疑者の自殺」へ続く。


posted by 8ちゃん at 15:58| Comment(5) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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