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2012年12月25日

大晦日から正月の風景

今年もあと数日である。
それにしても、ここ数年、1年があっという間に過ぎ去っていくように思えてならない。
まさか、誰かが世界中の時計を2〜3時間づつ早回ししているのではないかと疑ってしまうほど、時間の経過が早いのだ。

さて、今まで生きてきて、何回、この年末と年始という行事を繰り返してきただろう。
とはいえ、年末や正月の風景も時代とともに随分と変わってきたものだ。

まずは、年末である。
年末に手紙を書くと、書き出しは、「師走に入り、ますますご多忙のことと存じます。」となり、結びは「年末に向けご多忙のことと存じますが、健康にお気をつけてお過ごしください。」などとなる。
とにかく、12月は忙しいと決まっているのだ。

師走は、「師」が「走る」のであるから、普段エラそうにしている人が、ちょこまかと走り回るのであろう。
この場合の「師」とは医者とか坊主とか諸説あるらしいのだが、まあ、そんなことを考える時間もないくらい忙しいのが師走なのだから、ここは、師走に敬意を表して詮索しないでおきたい。

さらにお、12月も月末ともなると、昔は各家庭で大掃除なるものが行われる。
春や秋の気候の良いときに掃除すればよいのにと考えるのだが、正月という神聖なものを迎えるためには、どうしてもこの寒い季節に掃除が必要なのだ。

今でも、大掃除をしている家庭も多いのだが、最近では道を歩いていても障子や玄関の戸を外して水洗いしている家は見かけない。
だいたい、どの家も玄関はドアになっているから、簡単には外せないのだ。
もし、マンションのドアなどを外していたら、管理人が飛んできて注意されるのが落ちだろうし、今の家の中には張り替えるべき障子などないのだ。
家の建具に「紙」という素材を使用する日本独特の文化は、子供が障子に穴を開けたとき、その罪を猫に擦り付けるという、冤罪の温床となっていたのだが、今は、障子が少なくなったので、猫も再審請求などしなくてよいのだ。

大掃除が終わると、正月のおせち料理用の材料買出しや、餅の準備も必要だ。
餅は、ウチは田舎だったので、親戚の分も含めて本家でつくから、それを貰えばよかった。そんな風習のない都会では、巡回して餅をついてくれる「賃つき屋」なるものがあったようだ。
杵などの道具一式をもって家々を回ってくるのだが、もち米は各過程で用意して、持ちつき代金としてお金かもち米で支払うシステムだ。

年末の買い物は、おせち料理に使う縁起物の食材や正月の雑煮の材料なんかを買うのだが、年末は普段の価格の倍くらい物の値段が高騰している。
そんな高いものを買わなくても良さそうなものなのだが、これが不思議に良く売れる。
今は、正月から開店しているスーパーなどもあるので、客は減ったのかと思いきや、相変わらず、年末に高い食材を買っている風景は変わらない。

さらに、この食材の調理は、12月31日の大晦日の深夜まで続くことがある。
祖母、母親といった女性軍は、紅白歌合戦を見るヒマもない。
女性は大晦日は忙しいのだ。
紅白歌合戦の紅組が、29勝33敗と負け越しているのも仲間由紀恵のせいではなく、年末は女性が忙しいからなのだ。

最近では、おせち料理は買うものらしい。
不景気と言われながら、何万円もするおせち料理の重が、よく売れているらしいのだ。
実にもったいない。
その金で、正月から開店している焼肉屋にでも行けば良さそうなものだし、重箱にご馳走が綺麗に並んでいるのは、数分間だけだろう。

しめ飾りをして、紅白歌合戦のあとにつづく、「ゆく年くる年」という番組を観ている間に新年がやってくるのだ。


次回「正月」に続く

posted by 8ちゃん at 16:31| Comment(12) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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