あなたのひと押しで第1位へ
コメントが、書き込みにくい場合は、下のFC2版からお願いします。

2013年01月08日

補正予算

2013年が今日から本格的に始まった。
勿論、1月1日から、既に働いている方も多いし、年末年始に出勤して、これから休みをとられる方もいるだろう。
標題の「始動」はあくまでも、私の始動なので、「何じゃ!今頃から始動かい!」とか「昨日まで何しとったんじゃ!」といったご指摘は聞こえなかったことにするのだ。

昨年末に3年ぶりの自民党政権が復活して、実際には何もしていないにもかかわらず、株価や為替が動いている奇妙な状態が続いている。
何かやってくれるのではないかといった期待感だけでの市場の反応なのだが、民主党の政権が自民党に戻ったことで、高度成長時代の「よき昭和の時代」が戻ったと勘違いしているのかも知れない。
まあ、理由は何でも良いから、とにかくこの閉塞的な景気状況から一刻も早く脱出しないと、国民の疲弊は限界に近い。

さて、その安倍内閣は、13兆円規模の補正予算を今月の15日にも閣議決定するようだが、年金会計への繰り入れなどを除いた公共事業費は地方へ丸投げで5兆円規模となるようである。
この5兆円という金額は、今年の当初予算の公共事業費である4兆円を上回る金額なのだから、もはや「補正」という程度の金額ではないのだが…。

安倍首相としては、軍事力増強や憲法改正といったキナ臭い話題は夏の参議院選挙まで封印して、当面は「経済の安部」という印象を国民に植え付けたいのだろう。
もっとも、自民党の選挙公約には、二階俊博が提案した日本強靭化計画という名の計画で10年間に200兆円の公共事業を行なうと約束しているのであるから、公約どおりの政策なのである。
もっとも、自民党きっての建設族で、小沢一郎と同じく西松建設からの違法献金を受けていた二階敏博の狙いは、自分の地元の和歌山南部に計画された紀伊半島一周高速道路が民主党政権下において凍結されたのを復活させるのが狙いなのだろう。

ところで、安倍首相の経済政策は、内閣官房参与に就任した浜田宏一という経済学者が裏で絵を描いているらしいが、この浜田というオッサンの経済手法は、簡単に言えば、緩やかなインフレを起こしながら、金融緩和や財政出動(公共事業など)を通じて、有効需要をつくって、景気の回復をはかるといった手法だ(リフレーション)。

つまり、インフレターゲットという物価上昇の目標を作る一方、日銀が市中の国債を買い入れたり、日銀から銀行にザクザクとほぼ無金利の資金を流して、日本中に諭吉が溢れるようにすれば、その諭吉を企業が借りて工場なんかを建設したり、仕入れを増やしたりして景気が向上するという作戦だ。

まあ、実際には、「日本円が日銀から無尽蔵にザクザク放出されるぞー」といった雰囲気を作って、「円」がダブつくだろうから、円の値打ちが下がるといった印象を世界中に与えることで、円安へと誘導して輸出産業を儲けさせるのが目的なのだろう。
1ドルの製品を売って80円が入っていたのが、急に90円もらえるのだから、自動車や鉄鋼といった輸出業者はウハウハなのである。
ただし、円安は輸出産業には良いだろうが、輸入産業には大きな重石となるわけで、今まで80円で買えた物が急に90円になるわけだから、石油や天然ガスなどの輸入代金が嵩めば、電気やガス代も上がるし、それを使う工場のコストも上がって、輸出産業に対しても原材料費の高騰という形でのしかかってくるのだ。

それよりも怖いのは、円安は、日本そのものの値下がりであるから、日本国債の格付けが落ちて、国債自体が安値で取引され、国債金利(利回り)が上昇することである。
新しく国債を発行するときにつける金利(表面利回り)が上昇すれば、そこに要する費用も嵩む。
過去10年は、国の借金である国債が増えるのに利払い金額は横ばいであった。
不思議な話だが、これは高い金利の国債を低い金利の国債に借り替えていたからである。
この手法も2010年で限界が来ている。
国債の借り換えにより、2000年に年間10兆円だった国債の利払いは。2010年に7兆円まで圧縮できたが、2011年は10兆円に戻っている。
今後、円安が進行すれば、この利払い金が上昇する可能性は極めて高いのだ。
1兆円や2兆円の利払い金が増えれば、それだけ国の予算が硬直化して政策に充てる金が減ってくるのである。

何事も、両面を見ておく必要があるのだ。

安倍内閣は、このように金融緩和を行なう一方で、10年間で200兆円の公共事業をガンガン行なって建設業に資金を流すこととしている。
これで、下請けも含めた工事業界を儲けさせ、その経済的波及効果を求めるらしい。
いつか見た景色である。
この世界恐慌時にアメリカが成功したニューディールもどきの旧態依然とした手法は、長年自民党政権下で行なわれてきた手法である。
今回の、5兆円の公共事業予算を巡って、早速、昔懐かしい利権族の集まりである自民党の「部会」というものが復活して、地元に工事をもってくるために、大騒ぎしているのが情けない。
そして、気になるのは、自民党内で比較的常識のあると思われる石破茂幹事長が、この補正予算の編成から排除されていることである。
安倍首相の側近やお友達だけがこの補正予算の編成にかかわっているのだ。
何か、嫌な予感がするのは私だけだろうか。

しかも、この公共事業は地方公共団体にすべて丸投げするというのだから、各自治体の工事担当者は、1〜2週間で5兆円の使い道を決めることになる。
かつて、麻生政権下において、大型補正予算の使い道が分からず、国の役所に1台30万円のテレビを数万台購入する計画や、失業者が街に溢れている中、その対策費は0円とする一方で、200億円のアニメの殿堂を建設する計画を組むなど、とんでもない予算が編成されたことは記憶に新しい。

ところで、この補正予算に使う13兆円はどこから出てくるのか。

政府の財布を覗いてみても、昨年度予算の剰余金が1.9兆円あるのと予備費の残り0.3兆円の計2.2兆円はあるようだが、残りの11兆円はどこを探しても見当たらない。
国債利払い費の使い残しや予算を上回る税収があったとしても、せいぜい1兆円程度だろう。
したがって、この差額はすべて国債などの借金によって賄われるのだ。

昨年、消費税率を5%から10%に引き上げたときには、財政の再建を旗印に、13兆円の増収により社会福祉を賄うということではなかったのか。
その消費税の増収予定に見合う消費税率も上がらないうちから、同じ金額の借金を増やすのである。

お前らは詐欺師か。

とにかく、政治屋という輩は、選挙で有利になるために国民の税金を地元にバラ撒くことしか考えないのである。
1兆円の税金を使った福島県の除染作業が、手抜きで行なわれている報道もあった。
ゼネコン大手4社の中間決算の発表では、4社とも大幅な売り上げ増加、増収増益である。
一方で、時給800円の仕事すら見つからない弱者は街に溢れたままだ。

安倍君よ。
勘違いするな。
君が首相になれたのは、自民党が素晴らしいからではない。
民主党があまりにもアホだったからだ。

我々国民が求めるのは、「生活実感」だということを忘れてはいけない。


長期休養明けのダラけた身体に鞭を打って、ここまで書いてきたが、イマイチぱっとしない内容である。
これは、年々、年が開けるごとに脳細胞の数が減っているのに加え、体中から年末年始のアルコールが完全に抜け切っていないせいなのだ。
つまり、一番悪いのは酒屋に違いないのだ。

さて、年末年始にブログの更新をサボっていた間、自業自得ながらランキングが急落して、悲惨な状況になってしまった。
当然と言えば、当然の帰結なのだが、年始からテンションが地を這っている状態である。

こんな私を不憫だと思っていただいたら、このブログのランキング投票を日課にしていただければ、「ほめられて伸びるタイプ」の私は、頑張って記事が書けそうな気がします。

また、こんな状況にもかかわらず、年末、年始とこのブログに多くの人から暖かいコメントをいただきました。
本来ならば、コメントをお寄せいただいたすべての方に、拝顔、拝眉のうえ御礼申し上げるべきところなのですが、私のような野蛮人が近付けば、不審者として通報されることも十分に考えられますので、甚だ恐縮ながら、この場を借りて御礼を申し上げます。

本年も、お見捨てなく、よろしくお願い申し上げます。


追伸
明日からは、心を入れ替えてもうちょっとマシな記事を書いていくぞと、硬く心に誓ったものの、予定表には、何箇所か「新年会」という魅力的な文字が…。



posted by 8ちゃん at 11:35| Comment(9) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事のランキングはこうなっています。⇒ひらめき
ご訪問、ありがとうございました。またのお越しをお待ち申しあげております。
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。