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2013年01月11日

大阪市立桜宮高校

大阪市立桜宮高校のバスケットボール部主将の男子生徒(17)が昨年12月に自殺した問題は、自殺した生徒の両親が顧問教諭から30〜40回、平手で顔をたたかれたと話すなど、事態は深刻化してきた。

桜宮高校は大阪市都島区の淀川の南岸にあり、プロ野球阪神タイガースで活躍した矢野耀大選手の出身校である。
普通科の他に体育専門のクラスをかかえる学校で、どの運動部も大阪府下ではトップクラスの実力をもった学校である。

問題のバスケット部顧問(47歳)は、日本体育大学体育学部を卒業してこの高校の体育科の主任を勤めており、同校のバスケット部を強豪チームに育てるとともに、自らも2012年の第20回日・韓・中ジュニア交流競技会バスケットボール競技では、「男子U-18日本代表チーム」のアシスタントコーチとして参加するほど、この世界では有名な人物だ。

学校側は、生徒が命を絶つまで、体罰の事実は把握していなかったとしているが、生徒が自殺したあとに、学校側がバスケットボール部に行ったアンケートでは、顧問教師がこの生徒へ体罰を行ったのを見たことがあるという生徒が、50人中38人いたことがわかった。
さらに、自分自身も体罰を受けたことがあると答えた生徒が、50人中21人にものぼった。
その体罰は、ビンタやたたくなどにとどまらず、蹴るという行為もあったと答えた生徒もいたのだ。

大阪府警は、体罰の実態を明らかにするための捜査を行う予定だというが、暴行等の刑事立件は、目撃者が証拠としてどの程度証言するかにかかっているのだろう。

この事件に関しては、教諭による生徒への暴行が自殺の要因である可能性が高いことから、生徒の安全を守るべき立場の教諭が暴力を行使したことへの非難が集中しているが、一方では、運動部における「愛の鞭」はどこでも行なわれており、そのことで自殺した生徒の弱さを指摘する声もある。

しかし、この問題はそんな方向での議論に終始してはいけない。

今回の事態は、桜宮高校という教育現場とそれを指導すべき大阪市の教育委員会による犯罪という見方をすべきである。

桜宮高校の校長は記者会見で、「行き過ぎた体罰であったんだろうと…。そのへんの把握ができていなかったというのが、私の至らなさ」と話したが、この校長は少なくとも行き過ぎた体罰の存在は知っていたはずだ。

生徒が自殺する1年以上前の2011年9月に、この教諭の暴力についての通報があったものの、この校長は、当該教諭への15分間の聞き取り調査のみで、「暴力行為はなかった。」と位置づけていたのだ。
バスケット部を全国レベルの強豪に育てた教諭のご機嫌を損ねるわけには行かなかったのだろう。
今回、暴行を真横で見ていたバスケ部の技術指導担当の2人の教諭も、この顧問教諭の教え子だったから、顧問教諭の暴行を止めなかったと証言している。
生徒の命よりも、学校の名声が大事だという考えだ。

さらに、この桜宮高校では、2009年12月から2011年3月までの間、同校のバレーボール部で、6人の生徒に対し、合計253回も、殴る蹴るの体罰を与えていたとして、当時の顧問教諭が停職3カ月の処分を受けていたのだ。

しかし、そのバレー部の体罰を通報した生徒は、学校から村八分状態にされ、今も、OBとして学校に足を踏み入れることもできないらしい。
教師にたてついたり、学校の平和(?)を乱すものは嫌われるとでも言うのか。

このような教育現場とその報告を受けても何も動かない教育委員会では、子供を安心して学校へなど通わせることは出来ない。
保身と事なかれ主義が蔓延するその場所をもはや学校とは呼べないのだ。
昨年1年間の全国における体罰等による教諭などの懲戒処分は400件を超えるほか、イジメ問題も年々陰湿になってきている。

そして、今回も不幸な自殺者が出てしまった。
国が設置した「いのちの電話」や「24時間いじめ相談ダイヤル」は果たして機能しているのだろうか。
機能していないのなら、早急にその改善を図るべきである。

私たちも、身の回りに子供たちからのSOSや何かのシグナルが出ていないか、もう一度見渡す必要がある。



posted by 8ちゃん at 14:03| Comment(15) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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