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2013年03月02日

明石歩道橋事故を考える(4)

この事件における関係者の問題点を考えたい。

明石市(主催者)
明石市は、過去の事故の経験に基づく歩道橋に関する雑踏問題を解決することなく、花火大会を実施した。
その事前準備の段階では、警察や警備会社との連携は不十分で、警備会社との間における警備委託契約書などは作成すらされておらず、事故が発生したことで、慌てて、事故後の13年7月26日に契約書を作成して、その日付を溯って7月16日に作成したかのように偽装している。
また、医療機関や消防署との協議は、消防署と2回の簡単な協議を行なったのみで、医療機関に対しては、近隣医療機関に協力要請文書を1回送付したのみであった。

しかも、半年前のカウントダウンのイベントの経験を踏まえた歩道橋の欠陥(通路幅員6mに対して、出口の幅員が3mというボトルネック構造)を改善することなく、また、歩道橋上に立ち止まっての花火見物による滞留を回避するため、壁や天井部分に目隠しをするなどの対策も行なっていなかった。
さらに、花火大会の開催パンフレットには、最寄り駅として朝霞駅のみが表示され、観客の異常な集中を主催者自身が招いていたのだ。

明石警察
警察は、明石市と同じく半年前のカウントダウンイベントの朝霞駅歩道橋の異常な混乱を経験しながら、警察内部の事情(暴走族対策)のために、露店180店舗全店を歩道橋南側に全部集中するよう、指示を出している。
結果、歩道橋の出口である南側は露店を目当ての客で埋まって、歩道橋からの人の流出が困難となり、混雑を何倍にも加速させることとなった。

また、事件当日は、暴走族対応に292名の警察官を配置したのに対し、今回の歩道橋を含む雑踏対応には36名の警察官しか配置させておらず、状況判断を著しく誤ったものと認められる。
しかも、事故に至るまでの間、異常な雑踏の状況を本部に報告し、応援警察官の配置や通行規制の実施など、事故防止に対する必要な措置をとっていない。

なお、裁判において警察は、このような行事に関する警備の責任は主催者にある旨主張しているが、歩道橋は国道2号線の道路を横断して架かっているため、道路法上は歩道橋自体が「公道」となり、道路交通法等の適用があるため、警察の所掌範囲である。
このように、責任を自身以外に転嫁しようとする警察側の姿勢は体質であろうか。

警備会社(株式会社ニシカン)
この警備会社は、適正な一般競争入札により、警備を請け負ったわけではない。
長年にわたる明石市との癒着に近い関係から、随意契約により警備を委託された会社である。
この警備会社も半年前のカウントダウンイベント時に警備を請け負った経験から、歩道橋における大規模な混乱は予見可能である。
にもかかわらず、警備会社が主催者である明石市に提出した警備計画書は、他のイベントの警備請負に使用した計画書を表題のみを変えただけのものであり、警備計画書としての価値は全くない。
しかも、歩道橋が大混乱を起こすと、警備会社は何等その混乱解消には役立たず、契約上の任務すら果たしていないことが伺えるのである。

結論
このように関係者がすべて任務を懈怠した結果、当該歩道橋の渡橋限界人員である1400人/時間に対して、事故発生時には6400人/時間という想像を絶する混乱が歩道橋上で展開され、11名の尊い命が奪われることとなるのだ。

次回に続く


「まだ続くんか!エエかげんにせえよ!」との声が聞こえそうな今日この頃、その怒りを指先にこめて、例のポチを…

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posted by 8ちゃん at 16:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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