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2013年03月12日

本当に必要なもの

国が堺市に86億円の現金をプレゼントするそうだ。
堺市長が宝くじに当選したわけではない。
廃棄物処理施設整備費という名の震災復興予算からの交付金である。
ただし、堺市は復興とは何も関係のない事業に使ってもよいらしい。
震災の瓦礫処理を「検討した。」と言っただけでこの大金は貰えるのである。

東日本大震災で発生した瓦礫の処理が進まない中、環境省が瓦礫の受け入れを「検討した。」という申し出をした市町村に震災復興予算からジャブジャブ交付金を出しているのだ。

間違ってはいけない。
瓦礫の処理を決定したのではない。
「検討」すればよいのだ。
検討だけでいいのなら私も「検討」するので、お願いしたいものである。

この交付金は、北海道から大阪まで14の市町村などに、復興予算の廃棄物処理施設整備費として総額約340億円がばら撒かれたのである。

さすがに、この金は貰う方も気が引けたのだろうか、交付が決定した市町村からは「瓦礫処理を検討したが、結局、処理はしないことになった。交付金は本当に貰ってもいいのか。」
といった問い合わせが殺到したそうである。

これに対して環境省はどうしたか。
通達を出したのである。
その通達に記載された内容がすごい。

「瓦礫処理を検討すれば、結果として瓦礫を受け入れなくても交付金の返還は生じない。」

シバキ倒したろか!

さらに、神奈川県など、「検討」すらもしていなかったが、当初は140億円の交付金が決定していた。
これは、マスコミ(共同通信)から指摘を受けて交付金を取り消したそうだが、「瓦礫処理を検討しなかった。」のと、「検討したが瓦礫処理をしないことにした。」に何の違いがあるというのか。

この震災復興予算は、震災復興を願う国民の血税だ。
所得税は、2013年1月から25年間も納税額に2・1%を上乗せされる。
住民税も、所得に関係なく2014年6月から一律年間千円を上乗せされるのだ。
そんな貴重な血税がこんなエエ加減な使い方をされているのかと考えると、腹が立つどころの話ではない。

一方で、被災地では遅々として復興は進んでいない。
被災者の疲弊も限界に近い。

来月、震災直後から今月まで、一軒ずつ仮設住宅などを廻って、被災者の心のケアをしていたボランティア団体が活動をやめる。
ガソリン代など毎月の運営費用が底をついたのだ。
避難先を廻って、お年寄りと笑顔で話をし、心を和ませ、身の回りのケアをしていたこの団体を待っている被災者は多い。
しかし、来月から、この団体が被災者を訪れることはない。

ボランティアは、賛同者からの寄付金だけで運営されている。
国からは、セーフティネット支援対策等事業補助金という名の補助金が5億8千6百万円計上されているが、これはボランテアを支援する福祉協議会や、市町村職員の活動費だ。

ボランティアの数も減った。
全国社会福祉協議会の調査では、2011年4月に92,953人がボランティアとして、震災被害地で活動していたが、現在は1ヶ月で延べ7千人である。

ボランティア活動が不要となったわけではない。
県や市役所の職員は復旧工事の設計や施工で手一杯だ。
被災者が避難所から仮設住宅に移ったことで、個別の生活による被災者の孤立化を防いできたのはボランティア活動だ。
話し相手になったり、困っていることや悩みごとを聞いたりする心のケア、見守りの活動も重要度を増している。
子どもたちへの学習支援や、農業・漁業などの地場産業を支援する活動もボランティアが活動の中心になっていることを知る人は少ない。

前述の今月で活動ができなくなるボランティア団体の1ヶ月のガソリン代や宿泊料などの経費は300万円である。
堺市などに交付されるインチキ復興予算340億円の0.1%があればこの団体は1年間活動が出来るのだ。

このほかにも、本当に予算さえあれば出来る事がヤマのようにあるのに、この国の税金は無駄にばら撒き続けられていくのだろうか。

本当に必要なものがほかにあるはずだ。


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posted by 8ちゃん at 15:02| Comment(10) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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