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2013年04月03日

首切り自由化

安倍内閣の経済政策は、経済財政諮問会議と日本経済再生本部という2つの会議で決めていくそうである。
この2つの会議は殆どの閣僚が参加しているので、形式的な会議である。
実務的な詳細の決定は、事務局を除けば、日本経済再生本部の下部組織である産業競争力会議と言う場で決定されるのだ。
つまり、安倍内閣の政策の柱はこの産業競争力会議で決まると言っても良いのである。

ところが、この産業競争力会議は相当危険な会議であることが分かってきた。

本来この会議は、日本の産業力が世界市場で復活するための施策を検討する会議で、規制緩和や研究開発に対する政府の財政支出や法整備の方向性を検討するために設置された会議なのだが、現在までに5回開催されたこの会議での中心議題は、「雇用主が従業員を簡単に解雇するための規制緩和」なのである。

この「クビ切り自由化」とも言うべき提案を最初に言い出したのは、実は安倍首相であり、第1次安倍内閣の2007年に、「一定の金銭を支払えば、雇用主は労働者をいつでも解雇できる」内容を、この2007年に成立した「労働契約法」の中に条文として盛り込むべく、厚労省は作業をしていたのだ。
この安倍の目論見は、自民党が選挙で大敗し、安倍首相自身が「ボクちゃん病気」と言って首相を辞任したため実現しなかったが、今回、それをまたしても出してきたのである。

勿論、この「首切り自由化」は、経済界とっては、長年の夢である。
現状において、雇用主が、労働者を解雇する場合には、「整理解雇4要件」と呼ばれる合理的、客観的な4つの解雇の要件が必要であり、雇用主が勝手気ままに労働者をクビにはできないのだが、財界はそれが面白くないのだ。

整理解雇4要件(ページ下部)
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudouseisaku/chushoukigyou/keiyakushuryo_rule.html

この産業競争力会議での主要テーマになっている首切り自由化とは、企業が例えば、「転職支援金」といった名目で一定の金を支払えば、自由に社員のクビを切れるようにするもので、これが実現すれば、従業員は、いつ会社から「クビじゃ!」と言われても文句を言えなくなるのである。

3月15日の第4回産業競争力会議、及び3月29日の第5回会議では、武田薬品工業社長の長谷川閑史が、「再就職支援金などの支払いとセットでの解雇を認め、合理的な解雇ルールを明文で規定する必要がある。」と力説すると、楽天の三木谷浩史も、従業員を解雇せずに一時的に休業させた企業を支援する「雇用調整助成金」は廃止して、その金を成長産業に回すべきだと主張し、「うまくいかない会社は吸収、売却された方がいい」とも言い切ったのである。

しかも、この会議の委員には、日本を非正規雇用者で溢れさせ、市場という偶像の名の下で、格差社会を作り出した張本人、竹中平蔵もいるのだ。

竹中平蔵は、元々解雇自由主義者であるから、この会議の席でも、「雇用問題による制約があるため、雇用維持目的だけの不採算事業(ゾンビ企業)が日本には多い。」と言い、「解雇規制のルール明確化と外国人労働者の受け入れを促進すべきだ。」と発言している。

結論から言うと、この会議や政府の考え方では、今の低迷する日本経済はすべて労働者の過度な保護、解雇の制限によってもたらされたと言いたいようだ。

シバいたろか!

日本が何故こんな国になったのか、もう一度考えてみろ。
日本の誇る終身雇用制度が、目先のコストダウンだけを目的に、派遣や契約社員に代わったときから、企業は従業員を人ではなく、モノとして扱い、従業員は企業への献身的に尽くすのを辞めた。
このときから、企業の成長への活力は失われ、投資よりも内部留保、売り上げ増加よりも経費削減による期間収益の確保といった方向にすべての企業が走り出した結果、世界の中で取り残された現在の日本になったのではないか。

ドイツなどは、日本から学んだ終身雇用が定着し、成長を続けているのだ。

一度失業した人間は、再就職が難しいので、需要、供給ともに低下して、日本の潜在成長率は、当然下落する。
この危険な会議の内容があまりマスコミから伝えられないことも問題である。

日本は、何処へ行こうとしているのだろうか。


ホンマ、腹の立つ話や。
ここは、これでも押して、スカッとしよか。

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posted by 8ちゃん at 17:06| Comment(8) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年04月02日

国民栄誉賞

長嶋茂雄氏と、松井秀喜氏に国民栄誉賞が贈られることが決まった。
めでたいことではないか。

長島茂雄氏は、生粋の阪神ファンの私でも大好きな選手だし、あの天性のボケぶりは、吉本興業が「負けた。」と素直に認めている。
松井秀喜氏は、本人自身が子供の頃から、熱狂的な阪神ファンで、ドラフトでは阪神入りを強く望んでいたが、くじ運悪く読売に身請けされのだ。
きっと、松井秀喜氏は、「おしん」のように耐えながら、巨人のユニフォームの下に黄色と黒の縦縞の下着を着ていたに違いないのだ。

この2人の国民栄誉賞受賞に関しては、「選考基準が不透明やんけ!」とか、「なんで今やねん!」とか、「夏の参議院選挙での人気取りが目的ちゃうんか。」、「政治家のための賞やないで!」とか大阪のおばちゃんを中心にさまざまな声があるが、選ばれた本人には関係のないことだ。

政治的な謀略と言うが、なでしこジャパンに国民栄誉賞を授けた管直人や、レスリングの吉田沙保里を選んだ野田佳彦は選挙で惨敗したのだから、政治家にとっての「ご利益」はそれほどのことはないのだろう。

まあ、野球人では野茂秀雄や野村克也といったあたりが選ばれてないのはおかしいと言うがひともいるが、そのうち選ばれるだろうし、野茂秀雄はともかくも野村克也の方はネチネチしたボヤキが、国民栄誉賞表彰規程に書いてある「広く国民に敬愛され、社会に明るい希望を与え…。」に当てはまるかどうか…。

残念なのは、今年の1月に亡くなった大鵬幸喜氏について、本人が死んでから政府が受賞を決めたことだ。
これに関しては、「生きてるうちに選ばんかい!」という魚屋のおばちゃんの意見に激しく同意したい。
きっと、大鵬幸喜氏を選んだ場合、「巨人はエエとして、玉子焼きはどうするねん」といった反対論があったのだろう。
大鵬幸喜氏以外にも、三船敏郎が受賞していないのも気になるが…。

中には、盗塁の世界記録である通算939盗塁を達成した福本豊氏のように、当時の中曽根康弘首相から国民栄誉賞の授与を打診されたものの、「そんなんもろたら立ちションもでけへんようになる」(本人談)という理由で辞退した例もあるのだ。
まあ、福本豊氏くらいの快速になると、捕まえる警察官も相当の俊足でないと無理だし、第一、受賞しなければ立ちションをしても良いのか、といった重要な検証もなされていないのだ。

ちなみに、国民栄誉賞には記念品がついていて、時価100万円相当の賞品が送られるそうである。
なでしこジャパンの時の「熊野ふで」は一躍有名になったが、初回受賞者である王貞治氏の記念品は、なんと鷲の剥製だったそうである。
王選手くらいになると、広い家に住んでいるのだろうが、こんなもんを貰っても、何処に置いたらいいのか悩むのが普通だ。
夜中に、これを見たら子供は泣き出すに違いないし…。

今回の長嶋茂雄氏と、松井秀喜氏に対する記念品は、ちょっとはセンスのあるものを期待したいが、所詮は政治家が考えることである。
どうせ、アイツらの思いつくことと言えば、国会議事堂の国会中央食堂のお食事券100万円分とか、読売新聞20年分とかに決まっている。
小池百合子や片山さつきとのデート券も考えたらしいが、これは野田聖子や高市早苗陣営から、「私も入れろ!」とのねじ込みがあって、収拾がつかなくなったらしい。

なお、私が受賞する時にはぜひ、「現金」にして頂きたいという希望を付け加えておく。


おっ!こんなところに国民栄誉賞ボタンが…。


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posted by 8ちゃん at 14:44| Comment(9) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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