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2013年04月04日

風疹

風疹が大流行の兆しである。

国立感染症研究所の発表によると、2013年1月1日から3月13日までのたった2ヵ月半で、全国の風疹患者数は1,656人となって、これは2012年の同じ時期の21倍というから驚きである。
東京都は特に顕著で、今年すでに風疹患者が762人に達しており、これは過去5年間で最多だった2012年の1年間の患者数672人を上回っているのだ。

マスコミも、風疹の流行や初期の妊婦に与える影響などを報道しているが、残念なことに妊娠中の母親を経由して赤ちゃんに障害が出る「先天性風疹症候群」全国で7例報告されているという。

風疹は、飛沫核感染(ウイルスを含んだ空気やホコリを吸うことによる感染)なので、人混みでのマスクは励行したいものだ。

さて、この風疹には予防接種が有効なのだが、この予防接種を受けていない世代があるのとマスコミは盛んに報道しているが、このからくりがややこしい。
これは、1977年8月に始まった風疹の予防接種について、1989年4月に予防接種の対象を中学2年の女子から1歳〜6歳(後に7歳半)の男女に変更したからである。
その間、風疹予防もカバーできるMMRワクチンが副作用渦などで製造中止となるなど、複雑な要素も絡むので話はさらにややこしいのだが、単純に言えば、接種対象の年齢を急に変更したから、このように未接種者が大量に発生したのである。

例えば、1989年4月に中学1年生だったAさんという女性がいたとしよう。
Aさんは、当時中学1年生だから、昔のルールだと翌年の中学2年生のときに、風疹の予防接種を受けるはずだった。
ところが、Aさんが中学2年生になったときには、その制度が変更されていて、予防接種を受けられない。
新しい予防接種の対象年齢は、1歳から6歳(後に変更)までに変更されていたのだが、Aさんは、魔法使いのおばあさんに知り合いがいなかったので、若返ることなど出来なかった。
このため、Aさんは、一生、風疹の予防接種を受けることが出来なくなったのだ。

なんちゅう、アホな事をしてくれたのか。
国の罪は重いだろう。

勿論、経過措置として、当時、市町村単位で、未接種の隙間年齢者に対する予防接種の啓蒙が行われていた市町村もあるのだが、全国的な話ではない。
また、昨年までは、国から若干の補助金が出ていたが、今はそれもない。

とにかく、結論から言うと、1979年〜1987年生まれ(現在、26歳〜34歳)の女子は風疹の抗体を持っていないと考えたほうがよいだろう。

また、「子供の頃に風疹にかかったから大丈夫。」ともいえないようである。
厚労省のHPでも、子供の頃の病気は判別が難しく、医者が、じん麻疹を風疹と誤診するケースもあるそうだ。

とにかく、通勤通学も含め、誰もが人と接しないわけには行かないのだから、妊婦や胎児に悪影響のある風疹を避けるためにも予防接種をしたいものだが、これだけ騒いでいても、政府は予防接種に補助を出そうとはしない。

風疹の予防接種は、1回5000円から6000円くらいだが、東京都を除いては何の補助もない。
日々、切り詰めて暮らしている庶民には、痛い出費だ。

行政が不手際で作った未接種者も多数いるのだから、「何とかせんかい!」と思うのだが、政治家のセンセイ方は、みんなお金持ちだから、庶民の苦しみは伝わらないのだ。
きっと、億円単位の話にしか興味を示さないセンセイ方は、「千円」という通貨単位があることを知らないのだろう。

頑張って5000円を出そう。
そして、予防接種をしよう。
気付かないまま、不幸な人をつくらないためなら、自分の生活を削ってもいいじゃないか。

参考

厚労省の風疹に関するページ
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou21/

※ 風疹の症状
潜伏期間は2〜3週で、初期症状として微熱、頭痛、倦怠感、鼻水、せき、痛みのないバラ色の口蓋斑点がでる。

その後、顔、耳後部から、赤く癒合性のない点状の紅斑が全身に広がり、多くは3日〜5日程度で消える。

発症者の約25〜50%に、38〜39度前後の発熱が3日程度続く。

予防接種の前に「予防プッシュ」を

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posted by 8ちゃん at 16:40| Comment(6) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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