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2013年07月10日

「ねじれ」は悪か?

今回の参議院議員選挙における注目点は、「ねじれ」国会の解消が行なわれるのかどうかということだ。
自民党、公明党の与党は「ねじれ」が解消すれば、政策が前に進むという主張を前面に出して選挙を戦っている。

考えてみれば、自民党の福田政権、麻生政権、民主党のすべての時代を通じて現在に至るまで、衆議院での多数与党が参議院では少数勢力となり、重要法案などでは衆議院の議決と参議院での議決が異なる場面や、法案を審議する前に首相や閣僚の問責決議が参議院で頻発され、その問責決議が可決されることで国会が機能停止となる事態が続いている。

衆参両院は別の選挙で選出されるのだから、両院で多数党が異なるケースも当然考えられるのだが、何も決めることが出来ない政治は、経済や社会保障といった国の重要施策について、長年にわたり停滞を余儀なくされている。

今回の選挙で、自民党や公明党が議席を伸ばして参議院においても多数党となれば、このような「ねじれ」が解消されて、政策が大きく前進するというのが、自民党や公明党の主張である。

しかし、ちょっと待てよ。

「ねじれ」の対極にあるものは何なのか。

「ねじれ」の対極にあるものは、衆議院の与党の考えに対して、無条件に賛同する参議院の姿ではないのか。

憲法で定められた日本の二院制議会は、そんな衆議院のコピーを目指すものではないはずだ。

憲法が求める参議院の姿は、政党の立場にとらわれず、議員一人一人の良心や信念にもとづく自由な議論が行われる場である。
まさに、「良識の府」であってほしいのである。
このため、参議院は解散もなく、人気も衆議院の4年に対して6年の長期間を充てているのだ。

ところが、現状はどうだ。

参議院議員の質の低下、衆議院選挙落選者の失業対策としての参議院がそこにある。
今回も、昨年末の衆議院選挙で落選した(元)先生が、25人も立候補している。
本来は、政党を離れて人間そのものを選出すべき参議院議員の選挙に、政党名を記入する比例代表制があるのもおかしな話である。

こんな、衆議院の粗悪コピーのようなものが、現状の参議院であり、「ねじれ」とは、コピーになりきれない状態を指して言う言葉なのだ。
そして、その「ねじれ」という現状は、国民が選挙において示した投票判断ではないか。
「ねじれ」を批判するのであれば、衆議院で多数を取りながら、参議院選挙で敗北したこと、国民の支持が得られなかったことを、まずは反省するのが筋だろう。

まるで、「ねじれ」をつくった国民が悪いから、決められない政治という事態を招いたかのような、筋違いの文句は言ってほしくないのだ。


昨年末の衆議院選挙で圧勝した自民党。
しかしその得票率は投票総数の約3割でしかない。
3割の得票で、議員総数の約3分の2を獲得したからといって、これは、小選挙区という「死に票」を大量生産する選挙制度の弊害であることを忘れるな。
自民党の石破幹事長も「自民が勝利したのではなく、民主党などが敗北した選挙だった。」と言っている。


自民党の地すべり的勝利が確実といわれている今回の参議院選挙。
ネット選挙がスタートしているが、各候補者のHPを是非見ていただきたい。
そこに書かれたものは、自分が所属する政党の選挙公約やマニュフェストと一字一句も違わない言葉である。
これでは、個人の資質を吟味して投票することなど、できるわけがないのだ。

こんな参議院なら、いらないのである。


映画「ひまわり」
上映場所が限定されていますが、観る価値のある映画です。
http://www.ggvp.net/himawari/


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ラベル:ねじれ国会
posted by 8ちゃん at 09:57| Comment(6) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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