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2013年07月26日

カレーのはなし



今、日本は1年で一番熱い季節を迎えている。
こう毎日暑いと、脳味噌が沸点に近づくので、あまり難しいことは考えられないのだ。
しかも、昨日は我が阪神タイガースが、大差で負けるという、不幸が重なったこともあって、不快指数は、100%を超えたのではないかと睨んでいるのだが…。

この暑さで、国民の多くは食欲をなくして、ゲッソリ夏痩せしているはずなのだが、私の周りの人間は、夏痩せどころか、見るからに暑苦しい体型をさらに巨大化しているのが不思議だ。
ひと夏の恋などを指して、「夏の日の想い出」などと言うが、彼らにとっては「夏の日の重いで」なのだ。

暑い季節の日本人は、昔から、素麺や冷麦、冷奴に、わらびもちといった、いかにも涼しげな食べ物を考えついて、エアコンのない時代も乗り切ってきた。
熱中症も(昔は日射病とか言ったような…)今ほど倒れる人はいなかったように思えるが、日本人は文明の進歩と共に、虚弱体質になってきたのだろうか。

中には、「暑い季節には、熱いもんを食うのが一番やねん。」とエラそうにのたまう御仁もいるが、「そんなん言うんやったら、鍋焼きうどん喰え!」と返すと、「残念ながら今は、売ってないねん。」と苦しい言い訳をするのである。

ところが、そんな暑い夏でも、カレーについては、人気が落ちない。
最高気温が35度を超えても、汗をかきかき、日本人はカレーを喰うのである。
見るからに、汗が出てきそうなこのメニューが夏場でも人気が落ちないのは、どういう訳なのだろうか。
まさか、カレーの成分に、習慣性のある謎の物質でも入っているのだろうか。
CoCo壱番屋の社長なら実態を知っているかもしれないのだが…。

カレーほど、単独の料理名なのに、作り方が多い料理はないだろう。
各家庭には、それぞれ独自のカレーがあり、しかも、その人にとってバツグンに旨いカレーも、他人が食うと不味かったりするのだ。
これは、カレーを通じて子供のころの思い出や母の想い出(場合によっては父の想い出やばあちゃんの想い出)が詰まっているからなのだろう。
カレーは、まさに、各家庭の伝統的文化遺産なのである。

特に、日本のカレーは、日本独自の文化の中で醸成されてきた「日本食」だ。
むかし、むかし、何とかカレーのキャッチコピーに、ターバンを巻いたインド人らしきヤツが出てきて「インド人もびっくり!」というのがあったが、日本のカレーはインドのカレーとは別ものであり、日本のカレーを喰ったインド人は、確かに「こんなん、カレーちゃうやんか!」と叫んで「びっくり!」するのである。

何でも、インドがイギリスの植民地になった関係で、カレーは、イギリス経由で日本へ来て、器用な日本人が現在のカレーに近いものを考え出したそうである。
ちなみに、カレー粉の最大手のハウス食品(シェア約60%)は、東大阪市の会社であり、2位のSB食品(約30%:東京)とグリコ(約10%:これも大阪)で日本のカレー粉市場を独占しているのである。
TPP交渉で、このカレーの独占が議題になったと言う話は聞かないが、私の記憶が正しければ、この大手3社のほかに「メタルインドカレー」というのがあったはずだ。
そこで、調べてみると、メタル食品は、2008年5月28日に破産していたことがわかった。

カレー味をベースとした食品は多岐にわたっており、定番のカレーうどんだけでなく、パスタやコロッケ、パン、スナック菓子から、最近ではカレー鍋まであるのだ。
そのうちに、カレー味の寿司とかカレー納豆なんかも出てくるのではないかと思うほど、日本人はカレーが大好きなのである。

今日は、そんなみんなが大好きなカレーを作ってみたい。
夏が旬のトマトたっぷりのカレーである。


夏に爽やか、トマトカレーの作り方

材料
@トマト
⇒ これは大量に入れたい。
その日の値段にもよるが、最低でも大きいトマトを10個くらい使うとうれしい。大きいトマトは値段も高いので、小さいものを20個くらい使ってもいいのだ。
ただし、缶詰のホールトマトはちょっと硬いのと、タネが多い場合があるので、夏の時期に比較的安いフレッシュトマトを使おう。

A鶏肉(適量)
⇒ 手羽元が一番旨いが、スプーンでは食い難いからモモ肉にしよう。ムネ肉でもよいのだが、牛肉だけはトマトの個性を殺すので禁止だ。
鶏がどうしてもアカンひとは、豚肉を使うしかないが、自分自身のモモやバラに肉が余っているからという理由でそれを使うのは避けよう。

Bバーモンドカレー(必ず辛口=4人前で5〜6ブロックくらいが目安)
⇒ハウス食品の肩を持つものではないし、味付けをこれだけに頼るわけではないが、バーモンドカレーは、各社の商品の中で、自己主張が控えめだし、フルーツや香辛料などの成分が一番充実しているように思う。
昔は西城秀樹がCMをやっていたが、彼に敬意を表してここは、秀樹に「感激」してもらおう。
Cカレー粉(缶入りとかのカレーパウダー)
Dたまねぎ(大きいのを最低5個)
E調味料とか
にんにく(5片以上、またはチューブ1本)、しょうが(ゴルフボールくらい、またはチューブ1本)、ガラムマサラ(105円くらいで売ってるもので良い)、ウスターソース、ケチャップ(ピューレでもよい)、ローリエ、鶏ガラスープの素、コンソメの素、塩、こしょう、醤油、あとはお好み次第。

作り方
@ トマトの芯を抜いて、湯煎して皮を剥く。面倒だが、皮を剥かないと味は間違いなく70%ダウンする。
皮にはリコピンが大量に含まれているので、老化が気になる人は剥いた皮を食ってもいいが、あまり旨くはない。

A 皮を剥いたトマトをミキサーにかけるか、ボールなどでズタズタに潰す。このときに大量の水分が出るが、これを捨ててはいけない。
このトマトの水分がこのカレーの生命線で、これを水代わりに使うのだ。
原則、水は使わないが、水分不足の場合は適宜、塩気の少ないトマトジュースを使ってもよい。
また、トマト1個は、2センチ角くらいで形を残す技も身につけたいものだ。

B 鶏は3〜4センチ角位に切って、フライパンで焼くが、このときに軽くこしょうを振って、おろしニンニクとカレーパウダーをふりかけるのがポイントだ。

C タマネギも油を引いたフライパンで炒めるが、みじん切り半分、くし切り半分を2回に分けて、ちょっと色がつく程度まで炒めるのが望ましい(めんどくさいという正しい意見の持ち主は、くし切りだけで良いのだ。)。

D ABCをできるだけ大きくて厚手のナベに放り込んで火をつける。

E 煮立ってきたら、鶏がらスープの素とコンソメ(2個)を入れて、その後、摩り下ろしたニンニク、しょうが、ケチャップ、カレーパウダー、その他の調味料を入れて煮込む。ただし、ウスターソースは最後に投入(好きなだけ)するほか、ガラムマサラは必須だが、塩は控えめである。

F タマネギも鶏肉も火を通してあるので、そんなに煮込まなくてもいいので、適当なタイミングで、火を止めて、カレールーを割りいれたら混ぜ溶かしてから、少し(5分くらい)煮込んで、最後に醤油をチョロっと入れたら、火を止めて30分くらい放置プレーである。 

最大のポイントは、カレーの濃度をネタネタ、ドロドロにしないで、シャバシャバくらいにすることである。
味見してみて、シャバシャバなのに、深いコクが出れば、「私は天才だ!」と叫びながら町内を駆け回っても許されるのだ。
味がちょっと物足りない時は、ケチャプとカレーパウダーとウスターソースの何かが足りないと考えると正解率は約80%だ(と思う)。

シャバシャバなので、スープみたいに飲んでもいいし、裏ワザとしては、じゃがいも(今が旬)を皮を剥かずにレンジでチンして、皮がついたまま、このカレーをかけて喰うのである。
土の匂いがするじゃがいもは、アナタを幸せの国に導いてくれるだろう。


とはいっても、各家庭にはそれぞれのカレーがあり、それが一番旨いに決まっている。
しかも、その旨さは、子供からおとなに成長した時にはじめて感じる旨さなのかも知れない。

さあ、このクソ暑い季節をトマトカレーで乗り切ろうではないか。


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posted by 8ちゃん at 16:55| Comment(14) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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