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2013年09月13日

イグ・ノーベル賞

イグ・ノーベル賞というものがある。
何年か前に、イヌの会話を翻訳する「バウリンガル」という機会を発明した日本人が受賞したのが話題になったから、ご存知の方も多いだろう。
選考のポイントは、「人々を笑わせ、そして考えさせてくれる研究」なのだそうだが、日本はこの賞の常連で、ほぼ毎年受賞しており、このところの成績では、7年連続の受賞である。

今年の日本の受賞は、心臓移植を受けたマウスは平均で7日程度で死ぬが、そのマウスにオペラ「椿姫」を聴かせると、21日間も長生きした研究と、タマネギの涙を出させる成分について、既に判明している酵素のほかに、他の酵素も影響することを発見した功績に賞が授与されたのである。

何せ、この賞は実につまらない研究から、「なるほど」と感心させられるものまでバラエティーに富んでいて、とにかく楽しいのだ。
その楽しさは、毎夜繰り返される安もんの芸人を使った俗悪バラエティー番組と比べれば、月とスッポン、いや、井川 遥と小沢一郎、いやっ、石原さとみと石原慎太郎くらいの差があるのである。

過去の受賞研究で、私が気になったものの一部を紹介すると、

@ イヌに寄生するノミが、ネコに寄生するノミよりも高く飛ぶことを発見した研究。
※ これは、ノミが、飛ぶまで、じーーーっと観察する必要があるため、誰もがアホらしくて、いやっ、時間がないため研究しないが、この成果が何に生かされるのか是非研究者に聞いてみたい。

A ピカソとモネの絵画を見分けられるようにハトを訓練して成功した研究。
※ 次回は是非、ザ・タッチとか、おすぎとピーコでお願いした。

B 乾燥したスパゲッティを曲げると、2つに割れず、必ずそれ以上の数の破片になってしまうのは何故かということについての研究。
※ 粉々になった部分をゴミ箱にすばやく捨てて、証拠隠滅したことはないだろうか。

C 戦争の最前線で戦闘状態にある兵士は、後方の比較的安全な地域にいる兵士と比べて便秘になりやすいという研究。
※ これは本人に聞くしかないが、前日の食事内容は影響しないのだろうか。

D バターを塗ったトーストを床に落とした場合、なぜか、バターを塗った面が下になる可能性が高いことについての研究。
※ 床がベタベタになった方も多いだろう。

E 名前をつけられた牛は、名無しの牛よりもたくさんの牛乳を出すことを検証する研究。
※ 名前にもよるだろう。
「あい」とか「千尋」、「なぎさ」とか「あき」はいいだろうが、「ブーブー」とか、「グレ」、「どど」は牛が怒るだろうし、「どどんぱゴンザレス」にいたっては、牛に後ろ足で蹴られる危険性もあるのだ。

そのほかにも、忙しい時に限って、何故か決まってトイレに行きたくなる理由の研究とか、円盤投げの選手は目が廻るのに、ハンマー投げの選手は目が廻らないのは何故かといったすばらしい研究に賞が与えられているのである。

私としては、数々の受賞研究の中でも、男子が、ジッパーに●●●を鋏まれたときの緊急処置についての研究が気になったが、研究結果は、先ず挟まったところに軟膏を塗り、その後に、ファスナーのスライダーをペンチで破壊するという、期待はずれのものであったことを付け加えたい。


イグ・ノーベル賞の「イグ」は、否定の冠頭語らしいので、ノーベル賞のパロディの意味合いからスタートした賞なのだろう。
しかし、多くの受賞研究は、本物のノーベル賞並みの重要性があるし、何よりも、研究=商品化=金儲けといった構図から離れているのがすばらしいではないか。

そして、毎年この賞の常連に日本人がいることは、日本もまだまだ捨てたものじゃないという気分にさせてくれるのが、嬉しいのだ。

ここは、読者の皆さんも、来年の受賞を目指して、研究テーマを考えてみてはどうだろう。

柿.jpg


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posted by 8ちゃん at 16:31| Comment(17) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月11日

幸福とは

米コロンビア大学が、世界各国の国民の幸福度について調査した結果が発表された。
まったく、余計なお世話だと思うのだが、その調査によると、世界156カ国の中で一番幸福なのがデンマークで、日本は第43位だそうな。

この調査が、どんな人を対象に、どのようなアンケートで行なった調査なのかよく分からないが、上位にはユーロ圏の国が並ぶいので、幸福度の基準が欧米基準なのだろう。

日本も、43位だかといって、ガッカリする必要もないのだ。
なにせ、この調査によれば、日々緊張の連続で、ロケット砲やテロ攻撃の恐怖に晒されているイスラエルが、幸福度が世界で第11位なのだそうだから、エエ加減な調査なのかも知れない。
まあ、中国が93位という点については何となく納得できるのだが…。

この種の調査は、ほかにもいっぱいあるようで、調査対象が36カ国と少ないが、OECD(経済協力機構)の幸福度調査では、日本は36各国中21番目に幸福なのだそうだし、国民総幸福量という国民総生産と間違えそうな調査では、日本は178カ国中90位で、中国(82位)よりも不幸な国なのである。

まあ、「幸福」という言葉が、万能でないことは、大阪の「幸福銀行」が経営破綻したことや、帯広市にあったJR広尾線の「幸福駅」が広尾線の廃線に伴って廃駅となったことからも、明らかである。
この前の選挙でも幸福実現党とか何とかいう名の政党もあったようだが、名前に幸福がついていたのにもかかわらず、当選者ゼロ、供託金全額没収という見事な惨敗では説得力がないのだ。

これら幸福に関する調査では、OECDのように、住居費、所得、資産、就職率、失業率、大気汚染や水質など、客観的計数に表すことが出来る「ものさし」で幸福度を測っている調査もあるが、そのほかの調査では、心理的幸福感や、健康、教育、文化といった比較的主観的な「ものさし」を用いているのが多い。
要は、その人個人の「満足度」みたいなものだろうか。

それでも、これらの調査で1位になるのはいつもデンマークなのである。
デンマークという国が何故幸福なのかということについては、デンマークに留学中の大本綾さんのレポートが興味深い。
http://diamond.jp/articles/-/32485

彼女の分析では、デンマーク人には、誰かと(または何かと)比較して優位に立ちたいという意識が薄いのだそうだ。
「最高」にもなりたくないと言い、「十分」という言葉が好きな国民なのである。

デンマークは、冬は寒く、天候も優れない。
食事も質素だ。
冬は悪天候が続くため、新鮮な野菜を購入することが難しいので、冷凍食品に頼らざるを得ないのだ。
国民1人あたりの所得は世界第7位(日本:13位とは約8000ドルの差)であるが物価も税金も高い。
それでも、デンマーク人は、必要以上のものを望まなければ、それで「十分」という意識が子供のころから醸成されているのである。

もちろん、デンマークは、税金は高いものの、医療費は全額無料、小学校から大学まで教育費用は全額無料であるし、失業保険も4年間、現役時代の給料の90%が保証されているなど、社会保障の充実が、国民をあくせくと「金の亡者」にしないといった背景があるからという側面も見逃せない。
ここでは「金銭=幸福」という意識は他の国よりもかなり薄いのだ。

そして、デンマーク人の価値観は、間違いなく日本人とは異なる部分もある。
例えば、デンマークでは法的な「結婚」をしているものは少なく、事実婚が多数を占める。
また、デンマークの社会では、未婚か既婚かといったものさしで社会が人を判断することはない。
結婚観についても、「結婚とは他の人に見せるための表面上のことに過ぎない。」とし、「結婚のための書類やセレモニーよりも重要なのは毎日感じる愛の方」と言い切る。
結婚相手の選択も、福祉が充実しているから、経済力よりも人柄が重視されるので、失敗は少ない。

すばらしいではないか。

日本でも、最近は形にこだわらないライフスタイルが浸透しつつあるが、日本の貧弱な福祉では、金銭に執着しないわけにはいかないのが実態だろう。

こうして、デンマークの幸福感を見てくると、私達日本人の幸福感が、物欲に支配されている部分が多いことに気付く。
テレビで、金持ち芸能人の家庭不和や離婚ニュースを観て「ざまあ、みさらせ!幸せは金では買われへんねん!」といって、密かに喜んではいないだろうか。
かといって、綺麗ごとだけでは喰っていけないのも現実なのだ。

それでも、質素な食事をしていても、どこへも旅行をしなくても、健康で毎日暮らせることが、一番の幸せだと気付いてきた人も増えてきた。
特に、自分や自分の周辺に心身を患うものがいると、「なんでもないようなことが幸せだった」と気付くのである。

この機会に、「幸福」とは何か考えてみよう。
自分の周りの「幸福」を見落としていないか探してみよう。

どうせなら、「幸福」を感じて生きていきたいものである。



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posted by 8ちゃん at 15:48| Comment(8) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月06日

東京オリンピック

1964年に東京オリンピックが開催されてから、49年が経過している。
1ドルが360円だった1946年という年は、森永が「ハイクラウン」という高級チョコレートを発売し、グリコも負けずと「ガーナチョコ」を出した年だ。
カルビーが「かっぱえびせん」を初めて世に送り出したのもこの年なのだ。
「週刊平凡パンチ」もこの年だし、この年はわが阪神タイガースも優勝しているのだ。

そんな1964年に開催された東京オリンピックでは、体操での遠藤幸雄や東洋の魔女といわれた女子バレーボールが金メダルを獲り、エチオピアのアベベ選手がマラソンを2連覇した大会でもあった。

そして、2020年のオリンピックの開催地を決定するIOCの総会が今、開催されており、開催地の決定は、日本時間の9月8日(日曜日)の午前5時ごろだ。

候補地は3つ。
マドリード(スペイン)、イスタンブル(トルコ)そして東京だ。
スペインは財政危機、トルコは隣国のシリア情勢、そして日本は原発事故というそれぞれのリスクをもっての争いである。

日本は、一時期、猪瀬東京都知事のイスラム蔑視発言で消えかけたが、他の候補地もそれぞれ、国内問題(スペインの失業率、トルコの反政府デモ)を抱えて、どこが開催地になるか、予想がつかないのが原状だ。

まあ、どの都市で開催されてもオリンピックの意義が変わるわけではないが、肉眼で直に世界のトップクラスの選手を見る機会はあった方がよいに決まっている。
もちろん、国民生活や震災復興を置き去りにしてのオリンピックには反対だが、祭りは人々を元気にする効果もあるのだから、やると決まれば国民全員で応援しようではないか。


東京五輪音頭.jpg



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posted by 8ちゃん at 15:46| Comment(5) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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