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2011年11月25日

巨人 清武騒動 第2幕

この話題には結構ウンザリしているので、書きたくはなかったが、今日清武氏本人の「暴君ネタ披露」記者会見がある予定なので、雑音が入って煩くなりそうなので、会見が行われる時間までにUPしようと思う。

今日の記者会見では、恐らく清武氏は自身の行動についての正当性を主張するため、渡邊恒夫氏の過去の言動等、経営の私物化についての例を挙げ、清武氏の告発が会社にとって有為な行動であったことを主張するものと思われる。

今回の告発騒動により、読売は清武氏を解任した理由について、以下の5点を挙げている。

@ 独断で記者会見を強行し、球団を混乱させ、業務執行に多大な支障をもたらした
A 誤った事実や論評を公表し、球団および読売新聞グループのイメージを著しく悪化させた
B コーチ人事構想に関わる機密事項を暴露し、業務遂行を阻害した。
C 渡辺恒雄球団会長の反論に再反論を公表するなど、反省の態度を示さず、球団に対する敵対姿勢を強めている
D 事態収拾の条件として、渡辺会長の辞任と自らの常勤監査役就任を求めるなど、不当な要求をしており、取締役として職務を遂行する正常な意欲が見られない

このうち重要なのは、Aである。
清武氏が述べた内容について、両者はその真実性につき、真っ向から対立しているのだ。
「誤った事実」がキーワードである。

ところで、会社法では役員や会計監査人は株主総会の通常決議(旧商法時代は特別決議であった。)によりいつでも解任できる(会社法339条)。
これは株主と役員の委任契約関係を考えれば当然である。
同条2項はその解任理由が正当なものでないときに損害賠償請求権を解任された役員等に付与しているが、解任とうい行為自体は理由の正当性如何に拘らず有効である。
従って、清武氏の役員復帰はない。

平成18年から施行された公益通報者保護法は内部告発者の報復解雇無効など、告発者保護を目的としているものの、その対象は「労働者」であり、役員である清武氏は保護の対象ではない。
因みに公益通報者保護法において労働者は何を告発しても保護されるわけではなく、会社法、刑法など430の法律に関して違法行為がなければならない。

もっとも、今回は株主が読売新聞社のみであることから、読売社内の意思の決定(本社取締役会で決定したらしいが)があれば解任できるが、同法298条の(球団会社の)取締役会決議や299条、301条の総会召集手続などを順法に経ているかどうかは、明らかとなっていない。

総会開催手続に瑕疵があれば、決議不存在や決議無効の訴えを起こすことも考えられるが、いずれ正式な手続きを踏めば解任される立場の人間がこれを行うメリットはない。
もっとも、読売はコンプライアンスに欠ける無法者集団であるといった印象を世間にアピールする趣旨であれば、提訴も少しは効果があるのかもしれないが…。

では、役員解任時に会社が損害賠償責任を負わない「正当理由」とはなにか。
例えば、役員が法令や定款に違反するなど、不正行為や任務懈怠、心身障害のため任務遂行に著しい支障がある場合など、役員として不適当な判断が客観的に可能な状況であろう。

仮に、売れると思って大量に購入した商品が全く売れなかった場合でも、その結果だけで判断するのではなく、当該商品についての仕入までの検討過程などにおいて、任務懈怠や故意の信任義務違反、背信行為など重大な問題があった場合においてのみ解任理由となり得るとするものが多数である。

読売は清武氏の任期満了を待たずに解任したのであるから、解任に値する正当理由が必ず必要である。

一方、清武氏は読売に対し、名誉毀損での訴訟を準備しているようであるが、これは司法の場において出来れば渡辺氏を証人請求するなどして、事実関係をメディアに公開していく予定なのであろう。

もはや泥仕合と化した今回の事件をメディアは大きく取り上げているが、一方では、23日にはドイツ10年国債が札割れ(売出金額全額に応札がないこと)となるなど、ユーロ市場には緊張が高まっている。
私の友人は、カナダの知人に「日本では何故ユーロ危機が大きく取り上げられないのか。」という質問をされ、答えようがなかったそうである。

各社記者諸君、書くべきことはもっとほかにあるだろう。





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posted by 8ちゃん at 15:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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