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2012年02月09日

健康食品 (その2)

昨日のグルコサミンに続いて、本日はコンドロイチンの話である。
コンドロイチンというのは、コンドロイチン硫酸という恐ろしい名前が本名である。
工業的には動物の軟骨から抽出するのが一般的だ。
現時点で商業的に一番多いのは鮫の軟骨から抽出したものである。
鮫からは、コンドロイチンのほかにも肝臓の油脂も健康食品として販売されているので、健康食品産業にしてみると、サメは、日銀の大金庫並みの宝の山である。

ほとんどのコンドロイチン屋は、自社の製品の優位性を宣伝するため、「当社の製品は、天然の深海ザメの軟骨から抽出したコンドロイチンです。」と自慢している。

深海ザメが「天然」なのは当たり前だろう。
養殖の深海ザメがいるのなら、目の前に連れてこい。

深海ザメとは水深が700メートルから1500メートルあたりの場所にいるサメらしい。
漁師が深いトロールをしたときに外道として網にかかってくるものが深海ザメだそうだ。
ツノザメ科のアイザメ、アカブ、シラツボといわれる仲間達だ。
そんなものは、たまにしか網にかからない。
大量に売るほど深海ザメは捕獲されていないのだ。
それにサメは全身が軟骨で出来ているのに、わざわざ「サメの軟骨」と書くのも胡散臭い。

東シナ海などで漁をすると網にサメがかかる。
漁師にとっては、サメは迷惑な外道なので(フカひれを切り取る場合もあるが)サメの残骸は、昔はそのまま海に捨てていた。
ところが、海洋汚染を喧しく言われるようになってからは、漁師たちはサメの残骸を海に捨てるに捨てられず、漁師は困っていたが、ある時期から、中国人がこれを有料で処理するとして引き取り出した。
小型の漁船を改良した軽貨物船に乗った中国人が、「ニーハオ・ニーハオ」と満面の造り笑顔でゴミとしてサメの残骸を有料で引き取っていくのだ。
このサメの残骸からコンドロイチンが中国で精製され、白い粉末状のコンドロイチンを大きなナイロンの袋に入れて日本に輸入しているのだ。
日本人から金を取って引き取ったサメの残骸を日本人に売り付けるのだから、流石に中国人はお目が高い。
このほかにも、宮城県のフカヒレ漁師がヒレを切り取ったサメを中国に輸出しているのだ。

念のために言うが、コンドロイチンは経口で摂取しても直接的な関節疾患改善作用は全く無いのである。
患部である関節軟骨には血管が存在しないので、消化管から吸収された成分が関節内に移行することが原理的に不可能なのだ。
軟骨が痛んだら軟骨を食べれば良いといった単純な錯覚がコンドロイチン屋を大儲けさせているだけなのである。
このように、コンドロイチンについては、効能はないし、大量に飲めば嘔吐などの副作用もある。厚生労働省は妊婦などの飲用に注意を喚起している。

それでも軟骨の方はまだましだ。
最も恐ろしい問題は、コンドロイチンの製造と平行して健康食品に加工されるサメの肝臓である。

海中には無数の重金属が解け出している。
そのうち、クロム、カドミウム、亜鉛、ヒ素、ニッケル、鉛、アンチモン、銅、セレン、ホウ素、スズ、ストロンチウム、セシウム、バリウム、銀、ベリリウム、マンガン、水銀、モリブデン、バナジウム、ビスマスなどが人体に有毒な重金属である。

これらの重金属は、比重が高いから重金属と呼ばれるのであって、当然の帰結として海の中では深海や底部に滞留する。

そのため、深海と海表面を行き来する鯨やイルカからは、厚生労働省の水銀濃度の暫定基準である1グラムあたり、0.4マイクログラムを大幅に超える2000マイクログラムの水銀が検出された例が報告されている。
さらに、2000マイクログラムの抽出サンプルは、イルカの肉を鯨と偽って、市場で販売されていたものであるというから恐ろしい話である。
また、2007年に北海道医療大学などが、比較的鯨を食べる習慣のある和歌山県太地町の住民の髪の毛を調査したところ、髪の毛から通常の10倍の水銀が検出されたとの報告もある。
このあたりの情報は、シーシェパードの陰謀かもしれないので、私が飲み屋で鯨ベーコンの注文を止めることはないが、これが肉部分ではなく肝臓となるとその危険度は天文学的に上昇することとなる。


話が益々盛り上がってきましたので、この続きは次回です。
う〜ん。どこかのバラエティー番組並みに引っ張るな〜。
posted by 8ちゃん at 11:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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